今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/23〜 2/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  132,00 〜 137.00
豪ドル/円 ・・・  91.00 〜 94.00
先週のドル円はほぼ118円台半ば〜119円台半ばで終始し、引き続き方向性のない展開でした。


週央には今年1月のFOMC議事録が公開され、議論がややハト派的だったことからドルが売られましたが、


それでも118円台前半で下げ止まり、勢いはありませんでした。


上へも下へも、やや膠着状態が強まっています。





そんな為替相場ですがさすがに今週は 上記レンジはどちらかに抜けるのではないかと予想しています。


それは今週最も注目されるイベントとされる、イエレンFRB議長の議会証言が控えているからです。


24日には上院で、そひて翌日には下院で半年に一回の証言を行います。


注目されるのは初日の上院での証言です。





2月の第1週に発表された1月の雇用統計は極めて良好な内容でしたが、先週公表された1月のFOMCでは、


やや「ハト派」的な印象を残す議事録の内容でした。


それは、1月の良好な雇用統計の結果が反映されていなかったことが影響してえいたとも考えられます。


イエレン議長は、もちろん11月の良好な雇用の結果を」踏まえた上での議会証言ということになります。





市場が最も注視している点は、前回のFOMCで挿入された「辛抱強く」(Patient)という文言が据え置かれるのか、


あるいは外されるのかという点です。


もし外されるようなら、「6月利上げ説」がからに現実てきなものとなり、米国債が売られて金利が上昇し、ドル買い






ただ、その際に株価が利上げを嫌って大きく下げるようだと「リスクオフ」に傾き、円買いドル売りが


優勢になることも考えられます。


6月利上げが確実視されるなら、今回の利上げは、まさに金融正常化への「第一歩」になるわけですが、


FRBはそれでも利上げのペースは慎重に行うと見られ、緩和状態は維持されると見られます。


イエレン議長が、いよいよこれからは緩やかな金利上昇が始まるんだというメッセージを市場に伝えるのか


どうか、注目したいと思います。





ブルームバーグ・ニュースによると、安倍首相のブレーンの一人である、本田内閣府参与はブルームバーグとのインタビューで、


現在の円相場のレベルは「心地良い水準」だとの認識を示し、現時点では追加緩和を実施するふさわしい理由はない


としながらも、「円が一段安になる可能性があっても、必要とあれば金融緩和をやめるできではない」との認識を


示しています。


米国の利上げの可能性は徐々に高まっている一方、日銀による追加緩和の可能性は徐々に低下してきたように


思えます。












■ 今週の注目材料 ■



2/23(月)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(1月20.21日分)
  • 独   独2月IFO景況指数
  • 米   1月中古住宅販売件数



  • 2/24(火)

  • 独   独10−12月期GDP(確報値)
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   12月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   2月消費者信頼感指数
  • 米   2月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   イエレン議長議会で証言(上院)



  • 2/25(水)

  • 中   中国 2月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 欧 ドラギ・ECB総裁議会で証言
  • 米   1月新築住宅販売件数
  • 米   イエレン議長議会で証言(下院)


    2/26(木)

  • 独   独2月雇用統計
  • 英   英10−12月期GDP(確報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   1月消費者物価指数
  • 米   1月耐久財受注
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 加   カナダ1月消費者物価指数



  • 2/27(金)

  • 日   1月消費者物価指数
  • 日   1月失業率
  • 日   1月鉱工業生産
  • 独   独2月消費者物価指数(速報値)
  • 米   10−12月期GDP (改定値)
  • 米   2月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   1月中古住宅販売成約指数
  • 米  2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)


     


    3/1(日)

  • 中   中国 2月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 2月製造業PMI(速報値)
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。