今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/30 〜 4/3)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 121.50.00
ユーロ/円 ・・・  127,00 〜 132.00
豪ドル/円 ・・・  90.00 〜 94.00
FOMCの声明文と、その後のイエレン議長の記者会見での発言を受けて、利上げ観測がやや後退した


ことから、先週のドル円は下値を試し、一時は約1ヵ月半ぶりに118円台前半までドル安が進みました。


イエレン議長は、利上げへの準備を整えたことを強調すると共に、利上げ後も緩和的な政策が続くと取れる


コメントを残しました。





利上げへの準備を整える一方、初回利上げ後も利上げは急がないとする「絶妙なコメント」に、市場ではマイケルジャクソンの


「ムーン・ウォーカー」と評価していると伝えていました。


まさに、進むと見せかけてすっと引くところなどは、言いえて妙です。





結局、利上げのタイミングは今後の経済指標次第ということになったわけですが、その経済指標が徐々に変化を


見せていることで、ドルの上値を抑える動きが優勢になってきたと考えられます。


住宅、小売売上などがその例です。


米景気の拡大に、ややブレイキが掛かってきたと考えられないこともありません。


今後の指標をしっかりを見極めていかなければならず、中国、欧州の景気鈍化とドル高の影響が好調な


米景気にもじわじわと出てきたのかも分かりません。





ドル円は上値が徐々に重くなってきた印象はありますが、明確は方向感はなく、もみ合いが続いています。


ただ、その動きも今週末ごろにはある程度見えてくる可能性はありそうです。


今週末には3月の雇用統計が発表になります。


市場予想は前月比25万人前後の増加とみているようですが、先月の約28万人には届きませんが、FRBが


目標としている20万人は大きく超えると見られています。





問題は賃金の伸び率や、長期失業率など「雇用の質」がどのような変化を見せるかが注目されます。


通常の失業率は、既にリーマンショック前の水準に戻っていますが、長期業率は高水順に留まっています。


6月の利上げ可能性が全くなくなったわけではありませんが、その可能性は既に相当低いと見られます。


今回の雇用統計で、そのタイミングが9月になるのか、12月になるのか、あるいは来年に先送りになるのか


の判断に、好材料を与えてくれるかもしれません。


ドル円の上値が重くなってきたことは何度も述べていますが、基本的なドル上昇のイメージは崩れていません。


ドルがどこまで値を下げるかは判断が難しいところですが、今のところ、ドル円は昨年と同じ道を歩んでいるような


気がします。






■ 今週の注目材料 ■



3/30(月)

  • 日   2月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏3月景況感指数
  • 米   2月個人所得
  • 米   2月個人支出
  • 米   2月PCEコアデフレター
  • 米   2月中古住宅販売成約指数
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  • 3/31(火)

  • 独   独3月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏2月失業率
  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(速報値)
  • 英   英10−12月期GDP(確定値)
  • 米   1月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   3月消費者信頼感指数
  • 米   3月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演



  • 4/1(水)

  • 豪   豪2月住宅建設許可件数
  • 日   3月日銀短観
  • 中   中国 3月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 3月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 3月HSBC製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)
  • 米   3月ADP雇用者数
  • 米   3月ISM非製造業景況指数
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁、討論会を司会
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁、討論会を司会


    4/2(木)

  • 日   3月マネタリーベース
  • 米   2月貿易収支
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   イエレン・FRB議長講演



  • 4/3(金)

  • 中   中国 3月HSBCサービス業PMI(速報値)
  • 欧   欧州市場は休場
  • 米 株式市場休場、債券市場は正午まで (グッドフライデー)
  • 米   3月雇用統計
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


     


    4/5(日)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。