今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/6 〜 4/10)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 121.00
ユーロ/円 ・・・  127.00 〜 132.00
豪ドル/円 ・・・  88.00 〜 93.00
雇用統計を控えていたとはいえ、先週のドル円は小動きでした。


米長期金利が一時1.85%台まで低下した割には、堅調だったともいえます。


基本的にはレンジ取引の枠を抜けきれず、118円〜120円台半ばの動きに終始していましたが、


先週末に発表された3月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が「12.6万人」と、市場予想を大きく


下回りました。正直、この数字は衝撃的でした。


この週末はグッドフライデーのため、欧州市場が休場で、NY市場でも株式市場が休みで、債券市場も


短縮取引だったこともあり、雇用者数が大きく下振れしたわりには、値幅は1円程度でした。





2月あたりは、米国では寒波が厳しく、おそらく今回の数字を持ってして、米労働市場がピークアウトした


と考えるのは早計だと思います。


しかし、今年に入って雇用以外の指標では既に下振れする結果が多くみられ、いよいよ「雇用にもその影響が」


といった弱気の気持ちも、芽生え始めていたのも事実です。





6月利上げの可能性はほとんどなくなったと思われます。


ただ、それでも今回の雇用の減少が例外的なものであるとすれば、年内の利上げ観測は揺るがないと考えます。


日欧が資産購入を続け、粛々と市場に資金を供給する量的緩和そ策を実施している現状では、昨年10月に


QEを終えた米国の優位性は変わらず、これがドル高の根拠になっているはずです。





週明けの月曜日は、欧州はまだ休場ですが、今夜のNYと、そして連休明けの欧州市場の動きが注目されます。


ある意味、両市場には今回の雇用の減少が消化されていないと見ることもできます。


そのため、目先はドルがどこまで売られるのか注視し、株価の反応次第では118円台前半あたりから、118円割れ


の場面もあるかもしれません。





利上げ観測の後退から、目先はドルの下値を探る動きが優勢になるかもしれませんが、今回の雇用統計だけで


今後のドル高の見方を変えるわけではありません。


今年後半に向けてドルが再び上昇傾向を強める場面があると考えます。


従って、上記118円を割る場面があったら、そのどこかでドルロングのチャンスを拾っておきたいと


思います。









■ 今週の注目材料 ■



4/6(月)

  • 日   2月景気動向指数
  • 欧   主要市場は休場(イースターマンデー)
  • 米   3月ISM非製造業景況指数
  • 米   3月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演



  • 4/7(火)

  • 豪   豪2月小売売上高
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   3月マネタリーベース 
  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏3月非製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏3月生産者物価指数
  • 米   2月消費者信用残高
  • 米   IMF、世界経済見通しを公表
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 4/8(水)

  • 日   2月国際収支
  • 日   3月景気ウォッチャー調査
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏2月小売売上高
  • 米   FOMC議事録(3月17、18日分)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → アルコア


    4/9(木)

  • 独   独2月鉱工業生産
  • 独   独2月貿易収支
  • 独   独2月経常収支
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ラガルド・IMF専務理事講演



  • 4/10(金)

  • 中   中国 3月消費者物価指数
  • 中   中国 3月生産者物価指数
  • 英   英2月鉱工業生産
  • 米   3月財政収支 
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 加   カナダ3月住宅着工件数
  • 加   カナダ3月失業率


     


    4/12(日)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。