今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/13 〜 4/17)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.00 〜 122.00
ユーロ/円 ・・・  125.00 〜 130.00
豪ドル/円 ・・・  90.00 〜 93.00
4月3日に発表された3月の雇用統計が市場予想を大きく下回ったことで、米利上げ観測が後退し、


ドル円の上値を重くする一方、「それは天候不順の影響で一時的な現象。雇用の拡大は変わらない」


とする見方も多く、こちらはドルを下支えすることになり、先週のドル円は119−120円台後半の


狭い範囲でもみ合いました。





現時点では、まだ依然として明確な方向感は出ていないと思いますが、それでもユーロドルなど


その他ドルストレートでは「ドル高傾向」が維持されており、この観点から見ると、ドル円も


緩やかに上値を試す可能性の方がやや高いのではないかと予想しています。





確かに、米利上げの6月の可能性はかなり後退しています。


しかし、年内に利上げに踏み切る可能性は高いと見られていることから、ドルは底堅い動きを見せて


います。


加えて、3月にECBが量的緩和を実施してからは、欧州各国の長期金利は軒並み低下していることも


ドル高を後押ししているものと考えられます。





ドイツの長期金利は0.15%台で、これは日本のそれを下回る水準です。


ドイツを筆頭にポルトガルでさえ1.6%を割り込む水準で、スイスに至っては−0.3%台まで低下し、


長期金利が初の「マイナス」になるという異常な事態になっています。


言うまでもなく、これは中銀が大規模な量的緩和を行っていることで、市場に資金が溢れ、安全資産の


国債が買われているものです。


そして、国債が買われたことで長期金利が低下し、欧州の投資家は域内では、魅力的な投資対象も


なくなり、その結果、比較的金利の高い米国債を、ユーロを売ってドルを買い、購入するという行動に出ています。


ドル高、ユーロ安が進む原因は、このあたりにもありそうです。





ドル円はユーロドルの下落に引っ張られる格好で、ドル高が進みやすい状況ですが、東京時間ではドル売り需要も


多いと見え、上値の重い展開が通続いています。


従って、欧州市場が参入して、ユーロが本格的に動き出してからがドル円も活発化するような展開が


散見されます。



上値の重いドル円も、上昇に転じる可能性もあると予想します。








■ 今週の注目材料 ■



4/13(月)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(3月16、17日分)
  • 日   3月マネーストック
  • 中   中国 3月マネーサプライ
  • 中   中国 3月貿易収支



  • 4/14(火)

  • 欧   ユーロ圏2月鉱工業生産
  • 英   英3月消費者物価指数
  • 米   IMF、世界経済見通し
  • 米   3月小売売上高
  • 米   3月生産者物価指数
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 →  ジョンソン&ジョンソン、JPモルガン・チャース、ウェルズ・ファーゴ、インテル



  • 4/15(水)

  • 中   中国 1−3月GDP
  • 中   中国 3月小売売上高
  • 中   中国 3月鉱工業生産
  • 中   中国 3月工業生産
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏2月貿易収支
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米  4月NY連銀製造業景気指数
  • 米   3月鉱工業生産
  • 米   4月NAHB住宅市場指数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → バンク・オブ・アメリカ、サンディスク


    4/16(木)

  • 豪   豪3月雇用統計
  • 米   3月住宅着工件数
  • 米   3月建設許可件数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   G20(ワシントン)
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演
  • 米  企業決算 → ブラックロック、ゴールドマン・サックス、シティーグループ、アメックス、ブラック・ストーン
  • 加   カナダ3月小売売上高



  • 4/17(金)

  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(改定値)
  • 英   英3月失業率
  • 米   3月消費者物価指数
  • 米  4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   3月景気先行指標総合指数


     


    4/19(日)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。