今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/27 〜 5/1)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  126.00 〜 131.00
豪ドル/円 ・・・  91.00  〜 94.00
先週のドル円はレンジを抜け切れないだけではなく、118円台半ばから120円の極めて狭い値幅で


推移しました。


日経平均株価が15年ぶりに2万円の大台を回復したことで、ドルの上昇も見込めましたが、株価と


ドル円の相関が崩れ、株価の大幅上昇でも120円台に乗せるのがやっとの状況でした。


むしろ目に付いたのは、週末に発表された耐久財受注のように、経済指標の下振れ傾向でした。





米経済指標の下振れがつづいていることで、年内の利上げが確実視される中、利上げ観測が後退し


それがドル円のバランスをとっていることで、上にも下にも抜けきれない相場が続いていると言えます。


今週も118−120円台半ばのレンジが破られないだろうと予想されますが、それでも今週は相場を


「動かしそうな材料」はいくつかあります。






まずは、30日のFOMCと1−3月期のGDP速報値です。


既にGDPは、前回の2.2%から1%にまで低下すると予想されています。


今回のGDPには、東部の寒波や、西海岸の港湾ストなどの影響を含まれ、事前の市場予想はかなり


低めだと言えます。


1%をさらに下回るようだと、「本当に利上げを実施できるのか」といった見方も台頭し、ドル円の


下値を探る展開になるかもしれません。





またFOMCについては「無風」と見られていますが、米景気に対する見通しを下方修正するようだと、


こちらもドル売りで反応することになるかもしれません。


もっとも、足元の軟調な経済指標が一時的なものだといった見方も多く、FOMCで年内の利上げに対する


強気の見方をを維持することも考えられます。


いずれにしても、前回フォワードガイダンスの変更を行った後、最初のFOMCであることから、


その後の変化を読み取ることも出来そうです。br>




30日には日銀の金融政策決定会合も開催されます。


今回の会合は1日だけですが、年に2回の「展望レポート」も発表されます。


ここで、日銀は2015年の物価上昇率をこれまでの見通しから引き下げることを検討していると


すでに報じられています。


また自民党の山本幸三衆議院議員は、この会合が追加緩和を行うタイミングしてはベストだと、


言い放っています。


27日のブルームバーグは、山本氏はインタビューで、黒田総裁はデフレと戦う姿勢が


「揺らいでいるのではないかと心配してる」と語っており、2%の物価上昇率の目標達成にあらゆる


手段を講じるよう促がしていると伝えています。


実際問題としては、追加緩和を行う可能性は極めて低いと見られており、個人的にもないと思っていいます。


ただ、昨年0月末のこともあり、万が一の場合の備えは必要かと思います。









■ 今週の注目材料 ■



4/27(月)

  • 中   中国 3月工業利益



  • 4/28(火)

  • 英   英1−3月期GDP(速報値)
  • 米   2月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   4月消費者信頼感指数
  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   日米首脳会談(ワシントン)



  • 4/29(水)

  • 日   東京市場休場(昭和の日)
  • 独   独4月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月マネーサプライ
  • 欧   ユーロ圏4月景況感指数
  • 米   1−3月期GDP(速報値 )
  • 米   3月中古住宅販売成約指数
  • 米   FOMC、政策金利発表


    4/30(木)

  • 日   3月鉱工業生産
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   日銀、展望リポート公表
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 独   独3月小売売上高
  • 独   独4月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏3月失業率
  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)
  • 米   3月個人所得
  • 米   3月個人支出
  • 米   3月PCEコアデフレーター
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   タルーロ・FRB理事講演



  • 5/1(金)

  • 豪   豪第1四半期生産者物価指数
  • 日   3月消費者物価指数
  • 日   3月失業率
  • 中   中国 4月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 4月非製造業PMI(速報値)
  • 英   英4月製造業PMI
  • 米   4月ISM製造業景況指数
  • 米  4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


     


    5/3(日)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。