今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/11 〜 5/15)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.00 〜 121.00
ユーロ/円 ・・・  131.00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  93.00  〜 97.00
4月の雇用統計は、3月分の非農業部門雇用数が予想外に低水準だったことから、労働市場の趨勢を占う意味で


非常に注目されていましたが、結果は予想をやや下回る22.3万人と、「良くも悪くもなかった」


内容でした。


ただ3月分がさらに下方修正された分、為替はドル安方向に振れましたが、それでも119円台半ばまでで


雇用統計発表後の値動きとすれば、期待はずれの展開だったと言えるでしょう。





発表直前には120円24銭までドルが買われる場面もあったが、結局120円台半ばが「壁」となり、


今回も抜け切れない展開でした。


下値では公的資金のドル買いが活発で、ドルの下落を抑制しているとの見方が強い一方、120円台から


121円に乗せるのも、値幅の割には遠く感じられます。





今週は、米国では13日に小売売上高が発表になりますが、それでも上の上下のレンジを抜けるには


やや「小粒」だとの印象は否めません。


それでも、特段の材料がない中、レートがとぶこともあるため、常に注意は必要です。





さて、ドル円は膠着状態が続きそうですが、先週はオーストラリアが利下げに踏み切り、昨日は中国が


今年2回目の利上げ、昨年11月以降3回目の利上げを行い、景気刺激に全力を傾注している姿勢を


見せています。


世界的には、依然として緩和的な流れが支配的で、今後の日銀による追加緩和にも若干の期待を持たせて


くれます。





4月末の金融決定会合では、一部に緩和期待もあったにも関わらず見送られました。


ただ、多くの専門家は、10月頃の追加緩和には依然として期待を持っているようです。


足元の膠着相場では、日銀によるサプライズくらいしか、相場の「打開策」は見当たらないように


思います。





一方で欧州では、依然としてギリシャ支援問題が混沌としており、デフォルトの噂も出たり消えたり


しています。


本日11日からユーロ圏財務相会合が開かれ、ここでも支援問題が決着しないと、デフォルトもやや現実的に


なってきます。


ギリシャは6月末に支援の期限を迎え、資金援助を受けるには遅くとも今月末までに合意に達しなければ


なりません


やはり、残された時間はないと言うほかありません。





今週は大きな材料が見当たらない中、米国株式市場と、ギリシャ問題が相場の鍵になりいそうです。









■ 今週の注目材料 ■



5/11(月)

  • 欧   ユーロ圏財務相会合
  • 米   4月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 英   BOE議事録



  • 5/12(火)
  • 日   4月マネタリーベース 
  • 日   3月景気動向指数
  • 英   英3月鉱工業生産
  • 米   4月財政収支
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 5/13(水)

  • 日   3月国際収支
  • 日   4月景気ウォッチャー調査
  • 中   中国 4月小売売上高
  • 中   中国 4月工業生産
  • 独   独1−3月期GDP(速報値)
  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏1−3月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月鉱工業生産
  • 英   英4月失業率
  • 英   BOE、四半期物価報告
  • 米   4月小売売上高


    5/14(木)

  • 日   4月マネーストック
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   4月生産者物価指数



  • 5/15(金)

  • 米  5月NY連銀製造業景気指数
  • 米   4月鉱工業生産
  • 米  5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)   


     


    5/16(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。