今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/18 〜 5/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.00 〜 121.00
ユーロ/円 ・・・  133.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・  94.00  〜 97.00
米経済指標の下振れが続いています。


先週末に発表されたミシガン大学消費者マインドなどの経済指標はどれも予想を下回り、


相変わらず米景気に対する先行き懸念は払拭されません。


この傾向は年初から見られ、そのためか最近は予想を下回っても、それ程驚きを感じません。


この傾向は、市場全体でも同じと思われ、数字の下振れの割にはドル売りの勢いも限定的で


119円前後ではドル売りが続かない状況です。





反対に、指標の下振れは利上げ観測の後退につながることから、株、債券市場が好感し、株高


債券高につながる場面も多く見られます。


債券高は米金利低下となるため、ドルにとっては下落要因になりますが、株価はリスクオンにつながり


やすく、ドル上昇要因になります。


そのため、どちらにも大きく動きにくいとも言えます。





軟調な経済指標が続くことから、今週のFOMC議事録は注目されます。


前回3月のFOMCで景気判断を下方修正したわけですが、その内容が明らかになることで、次回


6月のFOMCでも同様な議論がされるのではないかとの連想も働きます。


今朝のブルームバーグ・ニュースの報道では、多くのエコノミストが次回FOMCで経済成長の


下方修正を行うのではないかと予想しているようです。


ただ、それでも現時点では利上げが来年にずれ込むと考える専門家は少ないということです。





今週は20日に日本の1−3月期GDPが発表されます。


予想は前期比+0.4%で、前期と横ばいと見られています。


この結果が予想を下回ると、追加緩和期待が台頭し、円が売られるリスクは考えられるため注意が必要です。


ただ、それでも現時点でのドル円のボラティリティを考えると、これを契機にドル円がレンジブレイクを


するとも思えず、重苦しい相場展開は続くものと予想します。





ユーロドルの動きにも注意が必要です。


上述のように、ドル円が動かないだけに、ユーロドル、あるいはユーロ円を手がける投資家も増えて


いるようです。


現在、日足ではローソク足が「120日線」抜けを完成させています。


この重要な移動平均線を抜けると、ヘッジファンンドなどの売買が活発化するとも言われており、


一段と上昇する可能性も考えられます。


もっとも、ギリシャ問題は依然として混沌としており、ギリシャのツイプラス首相は反緊縮財政を


維持しながら、債権団との交渉に臨む姿勢を明らかにしています。


今週20−12日のEU首脳会議が大きなヤマ場と見ています。









■ 今週の注目材料 ■



5/18(月)

  • 米   5月NAHB住宅市場指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



  • 5/19(火)
  • 豪   RBA議事録
  • 独   独5月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月貿易収支
  • 英   英4月消費者物価指数
  • 米   4月住宅着工件数
  • 米 4月建設許可件数



  • 5/20(水)

  • 日   1−3月GDP(速報値)
  • 独   独4月生産者物価指数
  • 英   BOE議事録
  • 米   FOMC議事録(4月28、29日分)
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演


    5/21(木)

  • 中   中国 5月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 独   独5月製造業PMI(速報値)
  • 独   独5月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ECB議事要旨
  • 欧   ユーロ圏5月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月非製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   4月中古住宅販売件数
  • 米   4月景気先行指標総合指数
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演



  • 5/22(金)

  • 中   中国 4月景気先行指
  • 独   独1−3月期GDP(改定値)
  • 独   独5月IFO景況指数
  • 米   4月消費者物価指数
  • 加   カナダ3月小売売上高 
  • 加   カナダ4月消費者物価指数


     


    5/23(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。