今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/1 〜 6/5)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  122.00 〜 125.00
ユーロ/円 ・・・  133.00 〜 137.50
豪ドル/円 ・・・  93.00  〜 96.00
為替は、一旦レンジブレイクをすると、予想外の速さでその方向に行く事がありますが、


先週のドル円は、まさにそのような動きを見せました。


120円半ばを上値のメドとして推移していたドル円は、先週後半には124円46銭までドル高が


進行し、わずか1週間で4円も上昇したことになります。


2月あたりから、ボラティリティーも低く、値幅も限られた動きでしたが、その間に溜められた


エネルギーが、ドルの上抜けと同時に吹き出した格好でした。





ただ、冷静に考えると、特段ドルを買う材料が出てきたわけではありません。


年内の利上げの可能性が高くなったことは事実ですが、それでも「今後の経済指標次第」である


ことには変わりません。


個人的には今週末の5月の雇用統計で、雇用の拡大が確認できて、それを契機にドルが買われる


イメージを抱いていましたが、想定以上のドル高が進んでいます。





先週末に発表になったシカゴ先物市場における、投機筋のポジションを見ると「なるほどな」と


納得させられる部分があります。


彼らの円売り枚数が急激に増えていたことが見て取れます。


結局先週4円程度の円安が進んだことと、彼らのポジションが見事に一致しています。


今回のドル高円安の主因は、彼らがドルを買い上げたことが分かります。





その背景は、先週イエレン議長が講演で、年内のどこかで利下げの可能性があることを示唆したことです。


それまでは、どちらかと言えば軟調な経済指標が続いており、利上げは来年にずれ込むのではないかとの


見方が増えつつありましたが、、これが大きく後退した格好です。


ただ、それでも今後の経緯指標次第であるという点は変わっていません。


従って、今週末に発表される5月の雇用統計で、20万人を超えるかどうかという点が非常重要になって


来ます。


もし、20万人を大きく超えるようだと、9月の利上げの可能性がほぼ固まるからです。










■ 今週の注目材料 ■



6/1(月)

  • 豪   豪4月住宅建設許可件数
  • 中   中国 5月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 5月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 5月HSBC製造業PMI(改定値)
  • 独   独5月消費者物価指数(速報値)
  • 米   4月個人所得
  • 米   4月個人支出
  • 米   4月PCEコアデフレーター
  • 米   5月ISM製造業景況指数
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演



  • 6/2(火)
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   5月マネタリーベース
  • 独   独5月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月生産者物価指数



  • 6/3(水)

  • 豪   豪1−3月期GDP
  • 中   中国 5月HSBCサービス業PMI(速報値)
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏4月失業率
  • 欧   ユーロ圏4月小売売上高
  • 欧   OECD、世界経済見通し公表
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   5月ADP雇用者数
  • 米   4月貿易収支
  • 米   5月ISM非製造業景況指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演


    6/4(木)

  • 豪   豪4月小売売上高
  • 豪   豪4月貿易収支
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   タルーロ・FRB理事講演



  • 6/5(金)

  • 日   10月マネタリーベース  
  • 日   4月景気動向指数
  • 欧   OPEC総会(ウイーン)
  • 欧   ユーロ圏1−3月期GDP(改定値)
  • 米   9月雇用統計
  • 米   4月消費者信用残高
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 加   カナダ5月失業率


     


    5/30(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。