今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/22 〜 6/26)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  121.00 〜 125.00
ユーロ/円 ・・・  136.00 〜 143.00
豪ドル/円 ・・・  94.00  〜 97.00
6月10日の「黒田ショック」により、ドル円は125円近辺が徐々に重くなり、先週は日経平均株価の


2万円割れを材料に下値を試しに行きましたが、こちらも122円台半ば割れではしっかりとサポートされ、


週末は122円台後半で越週しています。


FOMCという大きな材料を無事にこなしたことで、122−125円のレンジ相場入りした可能性が高いと


予想しています。





黒田発言以来、125円台が当面の節目と考える市場関係者が増えて来たことは間違いありません。


あの発言は急激な円安をけん制する意味で、意図的発言したものだという見方や、野党の質問にまんまと


乗せられた失言だとする見方もあり、本当のところはわかりません。


しかし、先週末の金融政策決定会合後の記者会見では「相場はファンダメンタルズを反映して安定することが


望ましい」といった、従来からの言葉を繰り返しただけで、発言の意図は汲み取れませんでした。





FOMでは、ややハト派的な内容だったことから、ややドルが売られ、初回利上げ後は引き続き緩和的な


金融政策が維持されるこかとが確認されたことから、株価はやや反発の気配を見せたものの、依然調整の域を


出ていません。


こうなると残された材料はギリシャの支援問題ということに尽きます。





ギリシャと債権国側との交渉はこれまでに何度も重ねられてきましたが、先週のユーロ圏財務相会合の席でも


進展が見られず、残すところ今週のトップ会談のみということになりました。


今月末までに返済期限の来る債務は72億ユーロと言われ、このままでは「債務不履行」に陥る可能性が高い


と言わざるを得ません。


ギリシャ国内でも「どんな犠牲を払っても、ユーロ圏に残るべきだ」とする意見が過半数を占めており、


先週末には大規模なデモも行われています。





ギリシャ国民の意見も真っ二つに二分されており、いよいよ今日のユーロ圏首脳会議に臨むことになります。


報道によると昨日21日に、ギリシャのチプラス首相はドイツのメルケル首相と、フランスのオランド大統領、


さらにユンケル欧州委員長に「新提案」を電話で行ったようです。


今日午後の報道では、新提案には年間純利益が50万ユーロ(約7千万円)を上回る企業への課税、来年からの


早期退職の選択肢廃止や累進課税の強化が盛りこまれた(ブルームバーグ)ということのようです。


米国のルー財務長官は「ギリシャがユーロ圏を離脱すれば同国経済に大きな打撃になり、他国に及びかねない


リスクは不透明なままだ」と、早期の合意を促がす談話を発表しています。





ギリシャ情勢は今週が最後の交渉の舞台となります。


上記提案は、まだ債権国側が要求しているものと隔たりがあります。


ギリシャがさらに突っ込んだ改革案をだすのか、あるいは債権国側が譲歩するのか、いよいよ残すところは


今日を含めて5日間です。









■ 今週の注目材料 ■



6/22(月)

  • 欧   ユーロ圏緊急首脳会議
  • 欧   ユーロ圏6月消費者信頼感(速報値)
  • 米   5月中古住宅販売件数



  • 6/23(火)
  • 中   中国 6月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 独   独6月製造業PMI(速報値)
  • 独   独6月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月非製造業PMI(速報値)
  • 米   5月耐久財受注
  • 米   4月FHFA住宅価格指数
  • 米   5月新築住宅販売件数
  • 米   6月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   パウエル・FRB理事講演



  • 6/24(水)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(5月21、22日分)
  • 中   中国 5月景気先行指数
  • 独   独6月IFO景況指数
  • 米   1−3月期GDP(確定値 )


    6/25(木)

  • 欧   EU首脳会議
  • 米   5月個人所得
  • 米   5月個人支出
  • 米   5月PCEコアデフレーター
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 6/26(金)

  • 日   5月消費者物価指数
  • 日   5月失業率
  • 欧   ユーロ圏5月マネーサプライ
  • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演


     


    6/20(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。