今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/6 〜 7/10)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  121.00 〜 124.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・  90.00  〜 94.00
先週はギリシャに始まり、ギリシャに終わった週でした。


週明けの29日には前日まで続けられたギリシャと債権国側の歩み寄りが出来ずに、債務不履行の


可能性が高まったことから、早朝からユーロが売られ、ユーロ円は4円程度の円高方向で「窓」を


開けて取引が開始されました。





IMFへの返済期限である翌30日には、結局資金繰りができなかったことで、実質的に破綻に


至っています。


最後の最後にチプラス首相の取った手段はが国民投票」でした。


緊縮財政に対して「イエス」か「ノー」かを国民に問うことにしたわけです。


その国民投票では、日本時間午前9時点ではまだ完全に開票が終わったわけではありませんが


緊縮策否決が確実です。





ギリシャ国民は債権国側が求める緊縮財政に「ノー」という判断を下したことになります。


もっともこれは、アテネなど都市部に住む富裕層が「イエス」と投票した国民が多く、地方の人たちは


「ノー」を選択したとの分析もあります。


これで、チプラス政権は、国民の声を武器に債権国側との交渉を有利に進めるでしょうが、果たして


緊縮策はやらずに、ユーロ圏には留まり、その上で支援をお願いしますという「虫のいい話し」が


どこまで通るのでしょうか。





独仏首脳は本日パリで首脳会議を開き、今後の対策を協議する模様です。


しかしアテネでは、連日預金者がATMから現金引き出しのため列をつくっています。


一部の報道では、既にここ2週間で1兆円規模の預金が引き出されたと伝えていま。


このままでは、ギリシャの金融機関が資金不足に陥るのは目に見えています。


これからが、ギリシャ悲劇のクライマックスを迎えると思われます。





今朝の「窓開け」は先週に続き2度目ということもあり、今のところ為替も株も前回ほどの混乱は


見せていません。


欧州市場が参入してくると様相が一変する可能性もありますが、影響は限定的ではないかと


予想しています。


債権国側がどのような対応を見せるのか、またECBが緊急資金援助に出動するのかどうかが


今後の焦点になります。









■ 今週の注目材料 ■



  • 日   5月景気動向指数
  • 米   6月ISM非製造業景況指数
  • 米   6月労働市場情勢指数(LMCI)



  • 7/7(火)
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   6月マネタリーベース
  • 独   独5月鉱工業生産
  • 英   英5月鉱工業生産
  • 米   5月貿易収支



  • 7/8(水)

  • 日   5月国際収支
  • 日   6月景気ウォッチャー調査
  • 米   FOMC議事録(6月16、17日分)
  • 米   5月消費者信用残高
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


    7/9(木)

  • 豪   豪6月雇用統計
  • 日   6月マネーストック
  • 中   中国 6月消費者物価指数
  • 中   中国 6月生産者物価指数
  • 独   独5月貿易収支
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演



  • 7/10(金)

  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 加   カナダ6月失業率


     


    6/20(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。