今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/13 〜 7/17)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  120.00 〜 124.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・  89.00  〜 95.00
ギリシャが国民投票で緊縮策に「ノー」と判断して始まった先週は、リスク選好が後退し、円が


主要通貨に対して買われる展開で幕を開けました。


加えて、上海株式市場では株価のバブルがはじけ、僅か3週間で32%ほど株価が暴落し、この影響が


日本株にも飛び火し、日経平均株価は月曜日638円、翌日反発したものの、水曜日には寄り付き直後から


600円を超える下げを見せるなど、日本株の下落がリスク回避となり、円は主要通貨全てに対して


独歩高の展開となり、ドル円も120円台半ばまで急落しました。





ただ、その後は日本と中国の株価が大きく反発したことでドル円は122円台まで値を戻しましたが、


ギリシャ支援の期限が12日に決まったことで、この結果を見極めないと動けないといった雰囲気の中


越週してます。


そして、週開けの今朝は、またまた合意には至っていません。


予定されていたEU首脳会議は中止され、ギリシャには3日以内に改革案を議会で通すよう要請しました。


チプラス・ギリシャ首相も、今回はEU側に柔軟な姿勢を見せ、EU側が要求する改革案とは依然として


隔たりがあるものの、合意への可能性があると市場は読んでいたため、再び市場に閉塞感が広がり、今朝は


円が買われ、ユーロが売られる展開になっています。





ボールは再びギリシャに返されました。


ギリシャ議会で、さらに突っ込んだ緊縮策が法案化しない限り、15日には支援のための合意は得られない


見通しです。


もっとも、チプラス首相は緊縮策反対を国民投票で勝ち取った際、ギリシャ国民の判断を賞賛していましたが、


仮にEU側の要求を鵜呑みにするようだと、自身の政権基盤が危うくなりかねません。


首相にとって、攻める引くも困難が待ち受けていると言えます。





市場は再びギリシャ情勢の行方次第と言う状況になっています。


この問題がある程度方向性を示すまで、なかなかポジションを一方方向に傾けにくいと思います。


さらに今週は重要イベントが目白押しです。





明日は米国の6月小売売上高が発表になり、企業の四半期決算も金融やITを中心に本格的になります。


企業決算がどちらかにぶれるようだと、株価へも影響し、ひいては為替にも飛び火します。


15日の水曜日は相当な混乱も予想されます。


上記、ギリシャの猶予期限でもあり、さらに中国のGDP、あるいは注目されるイエレン議長の議会証言も


この日から始まります。





翌16日にはECBの定例理事会があり、ドラギ総裁がギリシャ支援に関して発言をすることも


考えられます。


ドル円は125円台がかなり重く感じられる状況下で、ギリシャと中国株に翻弄されているため、やや


ドルの下値を試す展開が予想されます。


125円を超えていくには、まだしばらくもみ合いと、辛抱が必要な様です。









■ 今週の注目材料 ■



7/13(月)
  • 中   中国 6月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏財務相会合
  • 欧   ギリシャ銀行休業期間最終日
  • 米   6月財政収支



  • 7/14(火)
  • 独   独6月消費者物価指数(改定値)
  • 独   独7月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産
  • 英   英6月消費者物価指数
  • 英   英6月生産者物価指数
  • 米   6月小売売上高
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米  企業決算 →JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ジョンソン&ジョンソン



  • 7/15(水)

  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 中    中国 4−6月GDP
  • 中    中国6月小売売上高
  • 中    中国6月鉱工業生産
  • 英    英6月失業率
  • 米   6月生産者物価指数
  • 米  7月NY連銀製造業景気指数
  • 米   6月鉱工業生産
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   イエレン議長、下院で議会証言
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → インテル、バンク・オブ・アメリカ、 ブラックロック


    7/16(木)

  • 欧   ユーロ圏10月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏5月貿易収支
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7月NAHB住宅市場指数
  • 米   7月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   イエレン議長、上院で議会証言
  • 米  企業決算 →ゴールドマン・サックス、シティーグループ、グーグルブラック・ストーン



  • 7/17(金)

  • 米   6月消費者物価指数
  • 米   6月住宅着工件数
  • 米 6月建設許可件数
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演
  • 加   カナダ6月消費者物価指数


     


    7/18(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。