今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/27 〜 7/31)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  122.00 〜 125.50
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 137.00
豪ドル/円 ・・・  88.00  〜 93.00
ギリシャ問題が何とか片付き、懸念された中国株も政府の懸命なサポートにより急落に歯止めが掛かる


など、リスク要因が後退しました。


そのため、先週はドルの高値を試す展開になりましたが、その割には上値も伸びずに、ドル円は


124円台半ばには届いていません。


二つのリスク要因がひとまず取り除かれたことから、やや材料不足の感はありましたが、レンジも


概ね123円台半ばから124円台半ばと1円以内に留まっています。





今週はある程度相場の値動きには期待がもてそうです。


相場を動かせる材料があるからです。


先ず、28−29日にFOMCが開催されます。


今回のFOMCで政策金利の変更はまず無いと思いますが、利上げに向けたメッセージを得ることが


できるかもしれません。


FRBのイエレン議長の記者会見は予定されていませんが、それでも年内利上げのタイミングが9月に


なるのか、あるいは12月になるのかのヒントをえることができるかもしれません。


もっとも、そのようなヒントがどこにも見当たらないようだと、利上げの時期が来年にずれ込む可能性も


ないわけではありませんが、その可能性は低いと予想します。





そして30日には第2四半期のGDP速報値が発表されます。


第1四半期がマイナス0.2%で、市場に衝撃が走ったことを昨日のことのように覚えていますが、


今回は、事前予想がプラス2.5%と、かなり良好だと見られています。


第1四半期の反動という部分もあろうかと思いますが、自動車販売や住宅などが好調なため、上振れ期待も


あるようです。





ギリシャと中国の二つのリスクがひとまず後退したことから、市場の注目は米景気の行方と利上げの時期に


集中しています。


テクニカルでは、「日足」を見ると、ドル円は依然として上昇トレンドを形成していると思われます。


しかし、気になるのはNY株の下落傾向です。


加えて、金や原油などの商品相場の下落傾向も鮮明です。


原油安がさら進むようだと、エクソンモービルなどのエネルギー株が下げ、それが日本株へと波及し


円高が進むリスクも考えられます





米利上げはドル下落時のサポートとして機能していますが、原油安に伴うLNG(液化天然ガス)の


価格も、1BTUあたり10ドルを割り込んできました。


これは、そのほとんどを輸入に頼っている日本にとって、貿易収支の改善につながり、将来のドル安


要因の一つとみることができます。


また、早ければ8月中にも再稼動する、九州電力所の川内原発もドル安要因とみることができそうです。


原発の再稼動が続けば、貿易収支が劇的に改善するからです。









■ 今週の注目材料 ■



7/27(月)
  • 中   中国 6月工業利益
  • 独   独7月IFO景況指数
  • 欧   ユーロ圏6月マネーサプライ
  • 米   6月耐久財受注



  • 7/28(火)
     
  • 英   英4−6月期GDP(速報値)
  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   8月消費者信頼感指数
  • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   FOMC(7月29日まで)



  • 7/29(水)

  • 米   6月中古住宅販売成約指数
  • 米   FOMC 政策金利発表



  • 7/30(木)

  • 豪   豪6月住宅建設許可件数
  • 日   6月鉱工業生産
  • 独   独7月雇用統計
  • 独   独7月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ECB経済報告
  • 欧   ユーロ圏7月景況感指
  • 米   4−6月期GDP(速報値 )
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 7/31(金)

  • 豪   豪第2四半期生産者物価指数
  • 日   6月消費者物価指数
  • 日   6月失業率
  • 欧   ユーロ圏6月失業率
  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数(速報値)
  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)



  •  
    8/1(土)

  • 中   中国 7月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 7月製造業PMI(速報値)




  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。