今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/17 〜 8/21)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  123.00 〜 126.50
ユーロ/円 ・・・  134.00 〜 139.00
豪ドル/円 ・・・  89.00  〜 94.00
先週の為替市場は、中国人民銀行の突然の通貨切り下げに翻弄された週でした。


中国人民銀行は3日続けて人民元の基準レートを切り下げ、巷間されているように、自国通貨を


切り下げて、輸出を増やそうとしているものと見られます。





中国リスクがやや拡大しているものの、これがFRBの利上げ判断に直接的な影響を与える


とは思えません。


米経済指標については依然として強弱まちまちで、利上げを決定付けるものでもないし、先送り


させるものでもない状況が続いています。





先週末発表された7月の鉱工業生産は+0.6%と、市場予想を上回り、中でも製造業生産が


予想を大きく上回る結果になっていました。


一方、8月のミシガン大学消費者マインドは2ヶ月連続で前月から低下しています。


本日もNY連銀製造業景況指数が発表されますが、9月のFOMC(16−17日に)まで


はこんな状況が続く可能性が高いと予想します。


ただその中では言うまでもなく、9月4日発表の8月の雇用統計が最も重要です。


FOMC直前のデータであるため、その良し悪しが政策決定に影響を与えるからです。





人民元切り下げの影響は、先週後半から徐々に和らいできました。


市場では現時点でも9月利上げの見通しについては意見が二分されています。


それだけに、9月FOMC直近の重要経済指標である、8月の雇用統計の結果が注目されます。





19日(水)には、前回のFOMC議事録(7月28、29日)が公表されます。


8月はFOMCが開催されないため、一部が利上げを予想する9月のFOMC前の会合で、


どのような議論がなされたか注目されます。


仮に9月の利上げが意識されるようなら、ここでも利上げに向けた議論がされてもおかしくは


ありません。


その意味で、議論の内容が相場に影響を与えることが考えられます。





ドル円は125円台が重いものの、123円台では底堅い動きも見せます。


利上げがあるのか、あるいはないのかがはっきりするまでは、依然として方向感も


見際めにくいでしょうが、仮に9月に利上げがなくて、ドルが売られたとしてもある程度


下げたところは拾っていいのではないかと思います。


年末に向けて、6月に記録した125円86銭を抜いていくと予想しています。





日米の金融政策の差と、市場に供給しているマネーの量の差がじわじわと効いてくると考える


からです。









■ 今週の注目材料 ■



8/17(月)
  • 日   4−6月GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月貿易収支
  • 米  7月NY連銀製造業景気指数
  • 米   8月NAHB住宅市場指数



  • 8/18(火)
  • 豪   RBA議事録
  • 英   英7月消費者物価指数
  • 米   7月住宅着工件数
  • 米 7月建設許可件数



  • 8/19(水)

  • 日   7月貿易収支
  • 米   7月消費者物価指数
  • 米   FOMC議事録(7月28、29日分)



  • 8/20(木)

  • 独   独7月生産者物価指数
  • 英   英7月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   7月中古住宅販売件数
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 8/21(金)

  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(速報値)
  • 英  英 7月財政収支
  • 加   カナ7月小売売上高
  • 加   カナダ7月消費者物価指数



  •  
    8/22(土)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。