今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/24 〜 8/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  119.00 〜 124.00
ユーロ/円 ・・・  135.00 〜 140.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 90.00
8月の第3週に中国人民銀行が自国通貨元を3日連続で切り下げたことで、中国景気の減速懸念から


株安につながり、ドル円もやや円高方向に振れましたが、そのは再び利上げ期待からドルが125円台


前半まで上昇しました。


しかし、先週はNY株の大幅下落に、ドル円は121円台まで売られ、約1ヶ月ぶりの円高水準を記録して


ます。


もっとも、NY株式の大幅下落も、元はと言えば中国の景気減速から原油などの資源価格が急落し、


世界的な景気の鈍化につながるといった見方が背景で、中国発のリスクと無関係ではありません。


世界景気の減速懸念が原油価格をはじめ、資源価格の下落に結びつき インフレを抑制し、通貨安戦争の


一因になっている部分もあります。





WTI原油価格は40ドルを割り込み、年初来から半分以下になっています。


原油価格の下落が米国株の下落を加速させ、世界的な株価の下落を引き起こしています。


一方安全資の債券が買われ、さらに金も買われています。


リスク資産売り、安全資産買いの取引が活発なっているなか、円やスイスフランなどが買われ、為替市場では


ドルが売られる展開です。





ただ今回の中国発の金融不安はこれまでと異なり、円が独歩高にはなっていません。


ユーロも買われているのが特徴的です。


リスクオフの際もユーロが買われることにやや違和感がありますが、これまのポジションの買い戻しと、


先週末に発表されたユーロ圏のPMIが良好だったことが背景と考えることができます。


ユーロ圏では長期間にわたって続いてきた低金利と、ユーロ安の効果がじわじわと出て、緩やかに景気を


拡大させていると見ることができそうです。


高失業率は そう簡単に解決できるとは思えませんが、景気の底割れから徐々に回復への過程をたどっている


のかも知れません。





今後の見通しですが、まずは上海やNYの株式市場がどこで下げ止まるのかが、最大の焦点です。


下げ止まるには何かのきっけが必要です。


NY株が大幅安になったことで、週明けの日経平均は一時、先週末比920円ほど下落する場面も


ありました。この日経が大幅安で終わると、NY株式市場が再び下げ、それがまた翌日の日経平均の


下げ材料になるなど、「負のスパイラル」に陥ってきます。





20日の木曜には、ワイミング州のジャクソンホールで、フィッシャーFRB副議長がパネルディスカッションに


参加します。


9月の利上げ観測が急速に低下しているなか、どのような発言をするのか注目されます。









■ 今週の注目材料 ■



8/24(月)
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演



  • 8/25(火)
  • 中   中国 7月景気先行指数
  • 独   独4−6月期GDP(改定値)
  • 独   独8月IFO景況指数
  • 米   6月FHFA住宅価格指数
  • 米   6月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   7月新築住宅販売件数
  • 米   8月消費者信頼感指数



  • 8/26(水)

  • 米   7月耐久財受注



  • 8/27(木)

  • 欧   ユーロ圏7月マネーサプライ
  • 米   4−6月期GDP(改定値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7月中古住宅販売成約指数
  • 米   カンザスシティー連銀主催年次シンポジウム(ジャクソンホール)



  • 8/28(金)

  • 日   7月消費者物価指数
  • 日   7月失業率
  • 中   中国 7月工業利益
  • 独   独8月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月景況感指数
  • 英   英4−6月期GDP(改定値)
  • 米   7月個人所得
  • 米   7月個人支出
  • 米   7月PCEコアデフレーター
  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)



  •  
    8/29(土)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。