今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(9/14〜 9/18)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 122.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 87.00
今週の注目は何と言っても18日(金)未明に発表されるFOMCで、利上げがあるのかないのか


という点につきます。


世界の金融市場に大きな影響を与えるため、世界中が注目しています。


米経済指標は、住宅と雇用はFRBが想定するイメージで伸びていると思われます。





8月の雇用統計では、非農業部門雇用者は市場予想を下回ったものの、7月分と6月分が上方修正


されたため、直近3ヶ月では20万人を超えており、失業率も5.1%と、いわゆる「自然失業率」に


近い水準です。


労働市場を見る限り、利上げがあってもおかしくはありません。





労働市場に加え、住宅市場も長い間の低金利で、好調さを保っています。


問題はそれ以外の指標です。ISM製造業景況指数や、先週末のミシガン大学消費者マインドも


予想を下回っていました。


利上げをやめるほどの内容ではないとしても、積極的に利上げを行う内容でもありません。





問題は米国以外の外部環境にもあります。


原油価格が安定しないことや、中国の景気に不透明感が強く、そのため上海株が乱高下を繰り返し、


その影響が、日米の株価を不安定にしています。


先のG20では、米利上げに対して圧力もかかっていました。


また、IMFはかなり早い段階で利上げは避けるできだと警告して来ました。





FOMCでは、このような声を無視して、いわば自国の都合だけで利上げに踏み切れるとは思えない


ということです。


現在は先進国の中では好調さを保っている米経済ですが、このまま米国だけが順調に成長を続けていけるわけもなく、


やはり中国をはじめ、日欧の景気の影響を受けることになります。





したがって、個人的には9月の利上げはないと予想してます。


その場合、株式市場にとっては好材料と成り上昇することが予想されますが、ドルにとっては


マイナス材料となります。


足元の為替の動きは、金利よりも株価への相関度が強いと見られることから、仮に利上げがなかったとしても


それほど急激なドル安はないのではと思ってます。





また、15日の日銀決定会合後の黒田総裁の記者会見にも注目する必要があろうと思います。


ここにきて、追加緩和観測がやや高まってきました。


先週、山本衆議員議員が「10月の末の決定会合で追加緩和をおこなうのがよい」とブルームバーグのインタビューで


語っただけで、ドル円が1円近く急騰した経緯もありました。


さすがに、このタイミングでの追加緩和はないと思いますが、外部環境が不透明な中、どのような発言をするのか


注意する必要はあります。


もっとも、その後中国景気の一段の減速が確認できるようだと、115円目指す展開がないとも言えません。









■ 今週の注目材料 ■



9/14(月)
  • 日   日銀金融政策決定会合(15日まで)
  • 欧   ユーロ圏7月鉱工業生産



  • 9/15(火)
  • 豪   RBA議事録
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 独   独9月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏7月貿易収支
  • 英   英8月消費者物価指数
  • 英   英8月生産者物価指数
  • 米   8月小売売上高
  • 米  9月NY連銀製造業景気指数
  • 米   8月鉱工業生産



  • 9/16(水)

  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(改定値)
  • 英   英8月失業率
  • 米   8月消費者物価指数 
  • 米   9月NAHB住宅市場指数
  • 米   FOMC (17日まで)



  • 9/17(木)

  • 日   8月貿易収支
  • 欧   ECB経済報告
  • 英   英8月小売売上高
  • 米   8月住宅着工件数
  • 米   8月建設許可件数
  • 米   9月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見



  • 9/18(金)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6、7日分)
  • 米   8月景気先行指標総合指数
  • 加   カナダ8月消費者物価指数  



  •  
    9/19(土)

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演  



  • 9/20(日)

  • 欧   ギリシャ総選挙




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。