今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/5〜 10/9)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.00 〜 122.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 87.00
概ね119円〜121円のレンジ内で推移しているドル円は先週末、9月の雇用統計発表を


きっかけに、119円を割り込み、118円68銭までドルが急落しました。


非農業部門雇用者数が市場予想の20万人に対して14.2万と、大きく減少していたことが


原因でした。


この数字は今年3月に次低水準で、これによって年内の利上げはないのではないかという見方が


急速に広がりました。





ただ、119円を割り込んだドル円は、その後大きく下落した株価が急速に値を戻し、プラスで


引けたことから120円近辺までドルが買い戻され、荒っぽい展開になっています。


NYダウは250ドルを超えるマイナスから、結局200ドルののプラスと、底値から450ドルもの


上昇を見せたことになります。


利上げ見送りは、株式市場にとっては「干天の慈雨」ということでしょうか。





これで、年内の利上げの可能性はかなり低下したと見ることができます。


先週末に発表された雇用統計では、上記非農業部門雇用者数だけではなく、賃金も労働参加率も


総じて低水準でした。


これで、少なくとも今月のFOMCでの利上げはないでしょう。


残るは12月のFOMCで利上げに踏み切るのか、あるいは来年以降に先送りされるのかということです。


この点を判断するには、もう少しデータが必要です。





今週はECBの政策決定やBOE、あるいはRBAなど、中銀の決定会合が目白押しです。


個人的には、中でも日銀による決定会合後の黒田総裁の会見に注目しています。


今週の決定会合で、すぐさま追加緩和を決めることはないと思いますが、今月末にも展望レポート公表


に伴に、決定会合が予定されています。


一部にはここで追加緩和を実施するとの予測もありますが、これも簡単ではありません。


ただ、報道によれば日銀は物価上昇2%の2016年度前半での達成を先送りするなどの検討を始めた


ようです。


これまで黒田総裁はかたくなに「物価の基調は変わっていない」と、繰り返してきました。


このあたりの言い回しが、どのようにかわるかによって、今後の追加緩和の可能性が大きく


浮上してくることが考えられます。


今月はないとしても、年内の追加緩和の可能性は残っていると思います。


今週も、引き続き神経質な相場展開が予想されますので、慎重に対処されるよう願います。









■ 今週の注目材料 ■



10/5(月)
  • 欧   ユーロ圏9月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏8月小売売上高
  • 英   英9月サービス業PMI
  • 米   9月ISM非製造業景況指数
  • 米   9月労働市場情勢指数(LMCI)



  • 10/6(火)
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 豪   豪9月貿易収支
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   8月貿易収支
  • 米   IMF 世界経済見通し
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 10/7(水)

  • 日   8月景気動向指数
  • 日   山本幸三衆院議員会見
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 独   独8月鉱工業生産
  • 米   10月消費者信用残高



  • 10/8(木)

  • 日   8月国際収支
  • 日   9月景気ウォッチャー調査
  • 独   独8月貿易収支
  • 欧   ECB議事要旨
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   FOMC議事録(9月16、17日分)
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ9月住宅着工件数



  • 10/9(金)

    米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 加   カナダ9月失業率



  •  
    10/10(土)

     



    10/11(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。