今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/26〜 10/30)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.00 〜 123.00
ユーロ/円 ・・・  131.00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 89.00
先週のECB理事会後、ドラギ総裁は記者会見で12月の追加緩和の可能性を示唆しました。


この発言をきっかけに、ユーロ売りが強まり、ユーロドルは今週に入って節目の1.10を割り込む場面も


あり、市場では再びユーロドルの先安感が台頭して来ました。


ユーロ圏では依然として物価の下落圧力が強く、高失業率も改善されていません。


ECBとしても、ここで再度景気刺激策を駆使して、景気浮揚をはかろうと判断したことになります。


これまで以上に、国債の買い入れ額を増やし、準備預金のマイナス金利も拡大し、より資金が市場に出回り


易い環境にもっていくこと目指すことになります。


既に、ドイツをはじめ国債の流通利回りは急低下し、ドイツの2年債などはマイナス金利になって来ました。





市場は「ドラギマジック」に素早く反応し、ユーロドルは1.05を目指すという見方も出て来ました。


ユーロが対ドルで売られたことで、円も対ドルで売られ、ドル円は週明けには約2ヵ月ぶりとなる121円台半ばまで


ドル高円安が進んで来ました。


これまでの118−121円のレンジ相場を上抜けしたようにも見えますが、日足チャートを見る限り、まだ


上抜けしたと判断するのは早計です。





日足では「雲の上限」をテストしていることが窺えますが、まだ完全に抜け切ったとはいえません。


また、仮に「雲抜け」したとしても、その上には重要な「120日移動平均線」があり、ここを抜けてはじめて


レンジを上抜けしたと言えると思います。


そのレベルは、レートで言えば122円程度ということになります。





ECBによる追加緩和観測や、さらには中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを行ったことで


今週末の日銀金融政策決定会合でも、いやがうえにも緩和期待が盛り上がって来ました。


個人的には30日の展望レポートの下方修正とともに、緩和を実施するにはタイミング的は適切とは


考えますが、日銀は慎重な姿勢を維持すると見ています。


「サプライズを好む黒田総裁」とも言われていますが、専門家の4割程度が緩和がはあると予想している


状況下で実施しても、サプライズとは言えません。





今週は、FOMCがあり、日銀の決定会合もあります。


上述の通り、ともに政策変更は見送られ、特段変更はないものと予想しますが、それでも今週は相場変動は


そこそこあると思われます。


日米の中銀は現状維持と判断すると予想するも、万が一に備えておく必要があることは当然です。


そのため、ドル円の予想レンジもややワイドに見積もっています。









■ 今週の注目材料 ■



10/26(月)
  • 中   中国 5中総会
  • 独   独10月IFO景況指数
  • 米   9月新築住宅販売件数



  • 10/27(火)
  • 中   中国 9月工業利益
  • 英   英7−9月期GDP(速報値)
  • 米   9月耐久財受注
  • 米   8月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   10月消費者信頼感指数
  • 米  10月リッチモンド連銀製造業景気指数



  • 10/28(水)

  • 豪   豪7−9月消費者物価指数
  • 米   FOMC 政策金利発表



  • 10/29(木)

  • 日   9月鉱工業生産
  • 独   独10月雇用統計
  • 独   独10月消費者物価指数(速報値)
  • 米   7−9月期GDP(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   9月中古住宅販売成約指数



  • 10/30(金)

  • 豪   豪第3四半期生産者物価指数
  • 日   9月消費者物価指数
  • 日   9月失業率
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏9月失業率
  • 欧   ユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)
  • 米   9月個人所得
  • 米   9月個人支出
  • 米   9月PCEコアデフレーター
  • 米   10月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値)
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演



  •  
    10/31(土)

     



    11/1(日)

  • 中   中国 10月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 10月製造業PMI(速報値)




  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。