今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/2〜 11/6)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  119.00 〜 123.00
ユーロ/円 ・・・  130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 87.00
10月最大のイベントであったFOMCと、日銀金融政策決定会合が終わりました。


結果は、筆者が予想した通り、FOMCでは利上げが見送られ、決定会合では追加緩和が


見送られました。


ただ、その後の為替の動きは動きは、やや想定とは異なるものでした。





日米金融当局は、結局政策据え置きを決めました。


これは、いずれもドル高要因を排除したたことになりますが、むしろ、結果としてドル高円安


方向に振れています。


日銀決定会合では、政策据え置きが流れた瞬間、120円95銭辺りから、120円31銭まで


ドルが急落する場面もありましたが、そこから株価の反発に伴って121円49銭まで


ドルが買われました。


「追加緩和なし」は、前日の鉱工業生産の上振れで、「織り込まれていた」ということでしょうか。


その結果、ドルを売っていた向きの買戻しが活発化したと言えます。





ドル円は、ドル高要因が回避されたにも関わらず120円台を維持しています。


底堅い動きが続いていると言えるでしょう。


日足チャートでは現在、雲の上限を出たり入ったりしており、まだ上抜けを完了させていません。


従って、現在の値位置からは、底堅い動きだとしても、まだ手放しで123円に向かうとは


言い切れません。


これまでのように、メドとしては122円を明確に抜ければ「上抜け完了」と認識できそうですが、


それには、このところ「壁」として機能している、121円台半ばを抜く必要があります。





今週は、週末に恒例の雇用統計が発表されます。


ここ2ヶ月は、雇用安定のメドである20万人を大きく下回っています。


先週のFOMC声明文では、12月のFOMCで、利上げが適切かどうかを判断するとしているため、


今週末の雇用統計と来月分は極めて重要になってきます。





10月の雇用統計については、非農業部門雇用者数が18万人、失業率は5.1%と予想されており、


もし、この予想通りだとすると、利上げがあるかどうかは微妙な状況で、20万人を超えるようなら、


年内利上げ観測がかなり高まるといった状況です。


逆に、15万を割り込むようだと、年内利上げが遠のきます。





また4日にはイエレンFRB議長の議会証言があり、こちらも注目です。


ここで、年内利上げに前向きな発言が飛び出すようだと、ドル円も上記122円に向って再び上昇する


可能性があります。


年内利上げの可能性を残した10月のFOMCでしたが、12月に利上げがあるのか、あるいは来年に


ずれ込むのかによって、年末から来年にかけての相場も大きく異なるだけに、今週末の雇用統計には


大いに期待したいと思います。









■ 今週の注目材料 ■



11/2(月)
  • 豪   豪9月住宅建設許可件数
  • 中   中国 10月財新製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)
  • 英   英10月製造業PMI
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 11/3(火)
  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 日 東京市場休場(文化の日)
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演



  • 11/4(水)

  • 豪   豪9月貿易収支
  • 豪   豪9月小売売上高
  • 日   10月マネタリーベース
  • 中   中国 10月財新サービス業PMI
  • 中   中国 10月財新コンポジットPMI
  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数
  • 英   英10月サービス業PMI
  • 米   10月ADP雇用者数
  • 米   9月貿易収支
  • 米   10月ISM非製造業景況指数
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   イエレン・FRB議長、議会証言
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  • 11/5(木)
  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(10月6、7日分)
  • 欧   ECB経済報告
  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE四半期物価報告発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  • 10/6(金)

  • 豪   豪第3四半期金融政策報告
  • 日   9月景気動向指数
  • 日   黒田日銀総裁、内外情勢調査会で講演
  • 独   独9月鉱工業生産
  • 英   英9月鉱工業生産
  • 英   英9月貿易収支
  • 米   10月雇用統計
  • 米   10月消費者信用残高
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 加   カナダ10月失業率



  •  
    11/7(土)

  • 中   中国 10月外貨準備高
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演  



  • 11/8(日)

  • 中   中国 10月貿易収支




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。