今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/30〜 12/4)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  121.00 〜 124.00
ユーロ/円 ・・・  127.00 〜 133.00
豪ドル/円 ・・・  86.00  〜 90.00
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先週のドル円は小動きでした。


123円台が徐々に重くなる一方、下値も固めつつあり、122円台半ばから123円程度で方向感も


ありません。


NY市場が休場だったこともありますが、このところ債券市場の動きが鈍く、長期金利は2.2〜2.5%


の間でもみ合い続いていることも、相場を動きにくくしているようです。





上値が重く、特に123円台半ば超えはドル売り意欲が強いように見受けられますが、その割には下値が


底堅いのは、やはりユーロドルの動きが影響していると思われます。


そのユーロドルは、今週3日にECBの理事会があり、ここで何らかの追加緩和策が決定されるとの


見方が有力です。





ECBは複数の措置の組み合わせで対応数するのではないかと予想され、具体的には現行のマイナス0.2%


中銀預金金利の追加引き下げを行うのではないかという見方。さらには量的緩和の終了期限を延長するのでは


ないかとの予想もあります。また、現行毎月600億ユーロ(約7兆8000億円)の月次購入額の増額も


見込まれています。


ただ、こちらもある程度は市場に織り込まれて来ており、市場を満足させられないと、ユーロの反発も


ありえるので、注意が必要です。





ドル円は12月のFOMCで利上げに踏み切る可能性は高いものの、ユーロドルほどは先安感は盛り上がりません。


利上げはが決定されれば、むしろ「材料出尽くし」との印象が残り、ドルが反落するリスクさえ噂されています。


利上げ自体は、かなり織り込まれていると見られますが、市場の関心はむしろその後の利上げのペースに移っている


可能性があります。


そのため、必要以上に利上げのペースが緩慢になるようなイメージだと、ドルが売られることも想定されます。


この部分は、どのレンベルで利上げが決定されるかと、さらにその時の市場参加者のポジションの偏りにも


影響されると考えられます。





週末は今年最後の雇用統計ですが、先月のように、今年の数字は市場予想を大きく外れているとの印象が残ります。


11月の雇用統計は、失業率が5.0%で、非農業部門雇用者数は20万人程度と予想されていますが、今回の


内容も予想を大きく外れることも考えられます。


また、先月分の27.1万人も下方修正されることもあり得ます。


仮にドル円が上振れした際には、ある程度利益を確保しておく必要があろうかと思います。


もっとも、ユーロドルの動きにも十分注意し、ユ−ロドルが1.05をしっかり割り込むようだと、


ドル円も124円を試す展開がないとは言えません。





なかなか予想しにくい状況ですが、年内にドル高が進んだとしても、6月の記録した125円86銭を


上抜けることはないものと予想しています。






■ 今週の注目材料 ■



11/30(月)

  • 日   10月鉱工業生産
  • 独   独10月小売売上高
  • 独   独10月消費者物価指数(速報値)
  • 米   11月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   10月中古住宅販売成約指数



  • 12/1(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 豪   豪7−9月期経常収支
  • 豪   豪10月住宅建設許可件数
  • 中   中国 11月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 11月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 11月財新製造業PMI(確報値)
  • 中   中国 11月財新サービス業PMI
  • 中   中国 11月財新コンポジットPMI
  • 独   独11月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏11月製造業業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏10月失業率
  • 英   英11月製造業PMI
  • 米   11月ISM製造業景況指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 加   カナダ7−9月期GDP



  • 12/2(水)

  • 豪   豪7−9月期GDP
  • 欧   ユーロ圏10月生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)
  • 米   11月ADP雇用者数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 12/3(木)

  • 豪   豪10月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏11月製造業業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏10月小売売上高
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 英   英11月サービス業PMI
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月耐久財受注
  • 米   11月ISM非製造業景況指数
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   イエレン・FRB議長経済合同委員会で証言
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  • 12/4(金)

  • 米   11月雇用統計
  • 米   10月貿易収支
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 加   カナダ11月失業率
  • 加   カナダ11月就業者数



  •  
    12/5(土)

     



    12/6(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。