今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/7〜 12/11)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  121.50 〜 124.00
ユーロ/円 ・・・  129.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・  88.00  〜 92.00
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先週末の雇用統計では、非農業部門雇用者数が21.1万人と、市場予想の20万人を超え、さらに


10月分は29.8万人と、こちらは速報値よりも2.7万人上方修正され、9月分も同様に上方修正


されました。


このように、雇用に関しては依然として好調さを維持しています。





この結果を受け、来週15−16日に行われるFOMCでは、利上げは確実だと言っていいと思います。


FOMCの主要メンバーの発言を聴いても、すでに利上を前提とした内容のようにも聞こえます。


これで、反対に利上げが見送られた場合には、「最大のサプライズ」となり、市場が混乱するのは必至です。





ドル円は雇用統計の結果を受けて123円38銭まで上昇しました。


NYダウも3日ぶりに大幅な上昇をみせ、市場はリスクオンに傾きましたが、それでもドル円は「壁」に


なっている123円台半ばから124円には届かず、上へも下へも行けない状況が続いています。





このまま現在の水準で来週のFOMCまで推移するようだと、利上げが決定されたら「材料出尽くし」との


見方が広がり、ドル売りが優勢になる可能性もあります。


「次回FOMCで利上げ」は、市場がほぼ織り込んでいるとすれば。ここからもう一段ドルが上昇するには、


来年以降のフェデラルファンド(FF)金利の上昇ぺースが鍵を握っていると思います。


足元の金利先物市場の動きでは、2016年末でもFF金利は1%を下回っていると想定されてますが、


この金利がさらに上昇すると予想されることが必要です。





上値も重いドル円ですが、一方ユーロドルは先週のECBの緩和策発表をけいきに、大きくユーロが


反発しています。


ドラギ総裁が何度も「やれることは何でもやる」と明言していたことから、市場ではいつのまにか期待が


大きく膨らんでおり、緩和策が発表されると、失望感からユーロが急速に買い戻され、約400ポイント


も反発する結果になりました。


ドル円は、この間僅か1円以内の値動きで、動きの鈍さを見せられています。





今週は、米国自体では週末の小売売上高とミシガン大学消費者マインドが重要な指標ですが、


それ以外は小粒です。


従って、122円台前半から123円台後半のレンジはなかなか抜け切れないものと思われます。


ただ、今週は中国の経済指標が多く発表されることから、その内容次第では相場に影響があるかもしれません。


ここは十分注意しておきたい点です。









■ 今週の注目材料 ■



12/7(月)

  • 日   10月景気動向指数
  • 独   独10月鉱工業生産
  • 米   11月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   10月消費者信用残高
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



  • 12/8(火)

  • 日   7−9月GDP(改定値)
  • 日   10月国際収支
  • 日   11月景気ウォッチャー調査
  • 中   中国 11月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏7−9月期GDP(改定値)
  • 英   英10月鉱工業生産
  • 加   カナダ11月住宅着工件数
  • 加   カナダ10月建設許可件数



  • 12/9(水)

  • 中   中国 11月消費者物価指数
  • 中   中国 11月生産者物価指数
  • 独   独10月貿易収支



  • 12/10(木)

  • 豪   豪11月雇用統計
  • 英   英10月貿易収支
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   11月財政収支



  • 12/11(金)

  • 独   独11月消費者物価指数(改定値)
  • 米   11月小売売上高
  • 米   11月生産者物価指数
  • 米   12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)



  •  
    12/12(土)

  • 中   中国 11月小売売上高
  • 中   中国 11月鉱工業生産  



  • 12/13(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。