今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/28〜 1/1)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  119.00 〜 122.00
ユーロ/円 ・・・  129.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 89.00
====================================================================================




米国の利上げが決まり、日本では追加緩和は見送られ、そのかわりに「補完措置」が決定され、


日米の重要イベントが終了しましたが、ドル円はクリスマス休暇にかけ、円高ドル安傾向を


強めています。


先週金曜日には120円目前まで円が買われ、約2ヵ月ぶりの円高水準を記録しています。


米利上げに向けて構築されたドル買いポジションが徐々に解消されているとの見方が有力ですが、


120円を割り込むと、ストップのドル売りも予想され、118円台までの円高局面も考えられ


そうです。





今週は年末年始にあたる週で、為替市場は31日の大晦日でも取引されています。


本邦勢が休みになるため、特にドル円は流動性が低下するのは避けられません。


一方、海外勢はクリスマス休暇から戻り、来年に向けてポジションメイクも開始します。


値が飛びやすくなるのは止むを得ないところです。





足元のチャートを見ても、日足でも「雲」を下抜けし、約2ヶ月ぶりに「逆転」を見せています。


また、「MACD」でも、既にマイナス圏に入っており、ドルの下落を示唆しています。


今週は、やはりドルの下値を試すと予想するのが順当ではないでしょうか。


問題は120円を割り込んだ場合、どこまで下げるかということです。


目先のサポートは、先週末も試した120円前後です。


この水準は110月28日にも120円06銭まで下げて押し戻されたレベルです。





さらにこの水準を割り込んだ場合には、10月22日につけた119円62銭近辺が意識され、


その下は119円ということになりそうです。


上値の方は、既に123円台がこれまで同様に非常に重たくなっており、ここを抜けるには


来年の米利上げ回数が、確実に4回になるといった見通しか、あるいはその前段階として、


来年3月の利上げが確実視される見通しが必要でしょう。





34ドルを割り込んだ原油価格は、足元では戻り基調を見せてはいますが、依然として下落するリスクは


高いと見ています。


基本的な供給過剰感は払拭できず、OPEC総会も来年6月までありません。


引き続き原油価格が、為替や株式の動向を見る上では鍵になります。


50ドル台の戻すようなことになると、環境は大きく変わりますが、それには時間がかかりそうです。





まだ、2015年の相場は終わってはいませんが、今年のレンジはちょうど10円になる可能性が高いと


思われます。


ドルの底値は1月の115円86銭で、高値は6月の125円86銭です。


今年は、年前半で高値と安値を記録してしまい、年後半は膠着感の強い、冴えない相場展開でした。


来年も、今年同様「難しい相場」が続くと予想しています。


磐石ではない米景気が、どこかの時点で「息切れ」してしまうのか、あるいは、予想外に「粘り腰」を


見せ、成長を続けて行くのかが焦点です。









■ 今週の注目材料 ■



12/28(月)

  • 日   11月鉱工業生産
  • 英   ロンドン休場(ボクシングデー)



  • 12/29(火)

  • 米   10月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   12月消費者信頼感指数



  • 12/30(水)

  • 日 大納会
  • 欧   ユーロ圏11月マネーサプライ
  • 米   11月中古住宅販売成約指数



  • 12/31(木)

  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   12月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   債券市場は午後2時までの短縮取引



  • 1/1(金)

  • 中   中国 12月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 12月非製造業PMI(速報値)



  •  
    1/2(土)

     



    1/3(日)

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演




  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。