今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/18〜 1/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  115.00 〜 119.00
ユーロ/円 ・・・  125.00 〜 130.00
豪ドル/円 ・・・  79.00  〜 83.00
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先週も中国の景気不安に端を発し、原油市場や株式市場はリスク回避志向が一段と強まり、WTI原油価格は


大台の30ドル割れ。日経平均株価は一時1万7000円を大台を大きく割り込むなど、年初からの混乱が


さらに拡大しました。


特に先週末は株価も原油価格も大きく値を下げ、引っ張られる様にリスクオフが進み、円全面高の中、


ドル円も116円51銭まで円高ドル安が進行しました。





週末に発表された米経済指標は、小売売上高、鉱工業生産、さらにはNY連銀製造業景況指数が


市場予想を下回り、このままでいくと、3月の利上げはできないのではないかといった見方も出て来ました。


セントルイス連銀のブラード総裁は講演で、「原油価格が安定を取り戻せばインフレ率は目標の2%に


向う。ただし最近の一段の原油安をみると、安定を取り戻す時期が不透明になってきた」と述べ、


3月利上げに暗雲が立ち込めていることを認めたような発言内容でした。(日経ヴェリタス紙)





原油安に加え、その背景ある中国景気の不透明感が、世界の投資家をリスクオフに導いている形ですが、


その意味では、中国景気がどのくらい悪いのかが、ある程度明らかになればまだ対応できるのではないかと


思います。


中国の成長率がかつてのように二桁であるはずもなく、「成長はかなり鈍化している」と誰もが理解しています。


問題は、それがどの程度鈍化しているのかが分からないことが、不安心理につながっているということです。


市場は不透明さを嫌います。






繰り返して来たことは記憶に新しいところです。


12月16日に利上げが決定された日の為替はドル高に振れ、株価も大きく上昇しています。


まさに、不確実性をきらう市場が見せた「素顔」かもしれません。





明日には中国10−12月期のGDP速報値が発表されます。


市場では前期と同様の6.9%を見込んでいますが、この数字がそれより下振れするようだと、原油価格の


下落→株価の下落→そしてドル円の下落と、今年に入ってから連日みられるパターンに入ることが予想されます。


今週もっとも注目される経済指標と言えるでしょう。





今年に入ってからのドル円は上値が重く、円高が進んでいますが、それでもまだ4円程度の下落で、原油や


株価に比べれば下落幅は小幅です。


やはり気をつけたいのが、115円という水準です。


ここを切ると一気に円高が進む可能性があるからです。


勢いによっては一段と円高株安が進むことにもなりかねません。


そうなると、日銀の出番はそう遠くないとみていますが、どうでしょうか。









■ 今週の注目材料 ■



1/18(月)

  • 日 日銀支店長会議
  • 米 NY休場(キング牧師生誕記念日)



  • 1/19(火)

  • 中   中国 10−12月GDP
  • 中   中国 12月工業生産
  • 中   中国 12月小売売上高
  • 独   独1月ZEW景況感指数
  • 英   英12月生産者物価指数
  • 英   英12月消費者物価指数
  • 米   1月NAHB住宅市場指数
  • 米   IMF、最新の世界経済見通し公表
  • 米  企業決算 → バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレ−、IBM、ネットフリックス



  • 1/20(水)

  • 独   独12月生産者物価指数
  • 欧   ダボス会議(スイス)
  • 英   英12月失業率
  • 米   12月住宅着工件数
  • 米   12月建設許可件数
  • 米   12月消費者物価指数
  • 米  企業決算 →ゴールドマン・サックス



  • 1/21(木)

  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(速報値)
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況指数



  • 1/22(金)

  • 独   独1月製造業PMI(速報値)
  • 独   独1月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月サービス業PMI(速報値)
  • 米   12月中古住宅販売件数
  • 米  企業決算 → GE
  • 加   カナダ11月小売売上高
  • 加   カナダ12月消費者物価指数



  •  
    1/23(土)

     



    1/24(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。