今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/25〜 1/29)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  116.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  125.00 〜 130.00
豪ドル/円 ・・・  80.00  〜 85.00
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先週は引き続き中国のGDPをきっかけに、原油価格、為替相場、さらには株式市場では相場が大きく


上下し、不安定な展開が続きました。


週初から原油価格の下落が止まらず、WTI原油価格は一時26ドル台半ばまで下落し、週末には


32ドル台まで急反発。


それに呼応するかのように、115円台後半まで下落したドル円は118円台後半まで


戻し、1万6000円割れが目前に迫った日経平均株価は週末には941円高と、今年最大の


上げ幅を記録して1万7000円手前で越週しています。


週明けには1万7100円台まで反発し、一連の混乱も小休止といった感じです。br>

ただ先行きが見通せない神経質な相場は、このまま元の水準に戻るとも思えず、重要イベントの多い


今週は、結果次第では再び相場のかく乱要因になることも想定されます。





ECBは先週の理事会で、政策変更は見送ったもののドラギ総裁が記者会見の席で、デフレ圧力が強く、


景気の下振れリスクがあることを強調し、次回3月の理事会での追加緩和を示唆しました。


この発言を受けてドルが買われ、原油価格の安定に一役買ったことは明白です。


今週は、日米の政策当局者の出番です。





先ずは、26−27日の今年最初のFOMCです。


昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切ったばかりであることから、今回の利上げは無いと思われますが、


12月の利上げ時と比べ、その後に発表された経済指標は概ね芳しくなく、その時点では2016年には


4回の利上げを見込んでいた状況とは大きく異なっています。


米経済指標の鈍化に加え、上述のように、中国発の不安が世界中の株価の下落や資源価格の下落に


つながり、その状況を見る限り最早利上げどころではありません。





従って、米景気に対する景気見通しを引き下げることや、利上げがさらに緩やかなペースになるなど


何らかのメッセージを声明文に盛り込む可能性があると予想します。


日銀についても緩和期待もあるだけに、何らかの行動を起こさないと、再び失望からドルや株が売り込まれる


ことになりかねません。


ちゅうちょうしている場合ではないように思います。





今週はさらに米10−12月期のGDP速報値も発表されます。


暖冬だったことから、下振れするとの予想もありますが、市場の予想は「0.8%」と、前四半期の


「2.0%」からは大幅な鈍化を見ています。


予想を大きく下回るようだと、3月の利上げにも影響を与え、再びドル売りが強まることも懸念されます。









■ 今週の注目材料 ■



1/25(月)

  • 日   12月貿易収支
  • 独   独1月IFO景況指数



  • 1/26(火)

  • 米   FOMC(27日まで)
  • 米   11月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   1月消費者信頼感指数
  • 米   11月FHFA住宅価格指数
  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米  企業決算 → アップル、P&G、3M



  • 1/27(水)

  • 豪   豪第4四半期消費者物価指数
  • 中   中国 12月工業利益
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米  企業決算 →フェイスブック、ボーイング、サンディスク



  • 1/28(木)

  • 独   独1月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(確報値)
  • 英   英10−12月期GDP(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   12月耐久財受注
  • 米   12月中古住宅販売成約指数
  • 米  企業決算 → アマゾン、マイクロソフト、ブラックストーン、ビザ



  • 1/29(金)

  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数
  • 日   12月消費者物価指数
  • 日   12月鉱工業生産
  • 日   12月失業率
  • 日   12月エネルギーと生鮮食品を除く消費者物価指数(日銀)
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 仏   仏10−12月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月マネーサプライ
  • 米   10−12月GDP(速報値)
  • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ11月GDP



  •  
    1/30(土)

     



    1/31(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。