今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/8〜 2/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  115.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  128.00 〜 133.00
豪ドル/円 ・・・  81.00  〜 85.00
====================================================================================




1月29日に「マイナス金利導入」を決めたことで急速に円安が進み、株価は1万7800円台まで


急騰しましたが、先週1週間でその貯金は全て使い果たし、むしろ借金が残った形になりました。


ドル円は政策決定前の水準を大きく下回り116円台前半まで円高が進み、日経平均株価も


1万6800円台半ばまで下落して越週しています。





先週末に発表になった1月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は市場予想を約5万人下回る、


15万1000人でした。


発表の直後、この数字に反応してドル売りが進んだものの、続いて発表された内容は、失業率が4.9%と、


2008年のリーマンショク後の最低水準を記録し、完全雇用に近い状態であるこことを示しました。





また平均賃金や週平均労働時間はいずれも改善しており、全体的にはまあまあの内容だったと言えます。


従って足元では3月利上げの可能性がやや後退してはいるものの、この結果だけで3月利上げがないとは


言い切れません。。


予想を大きく下回った雇用者数でも、直近3ヶ月平均では23万1千人と、FRBがメドとする20万人を


ゆうに超えています。


この結果についてはニュートラルと判断されます。


ただそれでも年初から続いている原油安と中国景気の鈍化が米景気に影響を与えるのは避けられず、3月利上げは


微妙な状態であることは変わりません。





今週は、その利上げに関する「生の声」を聴けるかもしれません。


イエレン議長の議会証言があるからです。


議長は10日に下院で、翌11日には上院で証言を行うことになってます。


通常は、内容的には大差ないことから初日の証言が注目されますが、ここで米景気の認識と、新興国など


世界経済の混乱が米国に与える影響。さらには、3月利上げに対する認識などについての考え方が聴ける


かもしれません。





米政策金利の動きを反映する2年債利回りは、昨年12月をピークに徐々に低下してきました。


当初4回の利上げが見込まれた2016年でしたが、足許では1回あるかないかといった水準にまで


低下しています。


イエレン議長が証言で、外部リスクが高く、利上げは難しいとの認識を示せば、株価が上昇しますが、


ドルは売られる可能性があります。


115円台後半まで下落したドル円は依然として115−120円のレンジに入っていると見られます。


今週は先週ほど大きな動きにはならないと予想していますが、引き続き注意が必要です。









■ 今週の注目材料 ■



2/8(月)

  • 日   金融会合における主な意見(1月28.29日分
  • 日   1月景気ウォッチャー調査
  • 日   12月貿易収支
  • 日   12月国際収支
  • 独   独12月鉱工業生産
  • 米   1月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 加   カナダ1月住宅着工件数
  • 加   カナダ1月建設許可件数



  • 2/9(火)

  • 独   独12月貿易収支
  • 独   独12月経常収支
  • 英   英12月貿易収支
  • 米   オバマ大統領が予算教書を議会に提出



  • 2/10(水)

  • 中   中国1月マネーサプライ
  • 英   英12月鉱工業生産
  • 米   1月財政収支
  • 米   イエレン議長、下院で議会証言
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 2/11(木)

  • 日 東京市場休場(建国記念日)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   イエレン議長、上院で議会証言



  • 2/12(金)

  • 独   独10−12月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10−12月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月鉱工業生産
  • 米   1月小売売上高
  • 米   2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)



  •  
    213(土)

     



    2/14(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。