今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/29〜 3/4)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  110.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  121.00 〜 127.00
豪ドル/円 ・・・  79.00  〜 83.00
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年初から続いて来た混乱も、やや沈静化し、市場も落ち着きを取り戻したように見えます。


もちろん、本格的な「リスクオン」というわけではありませんが、投機的な原油売り、株売り、円買いの


大きなうねりは、やや治まったかに見えます。





ただこれはあくまでも短期的な話で、ドル円は「ダブルボトム」を形成したからといって、まだ多くの


市場参加者は「ドルが戻ったところを売りたい」と構えているでしょう。


原油価格も株も、まだまだ予断を許しません。


特に原油価格は「供給過剰」という構造的な問題を抱えており、需要と供給の解消には


産油量の「減産」か、使用量の「増大」しかありません。


ここは、解消されるとしてもまだ時間がかかると見るしかありません。





今週は、恒例の雇用統計が発表されます。


米経済指標の中で、唯一拡大を続けている同指標ですが、1月に発表された12月の雇用統計では、


「非農業部門雇用者数」は15.1万人と、市場予想を大きく下回っていましたが、失業率が4.9%まで


低下していたことや、賃金などが上昇していたことで、予想を下回った雇用者数は「相殺」された


格好となりました。





2月の同指標は、失業率は4.9%で、先月と変わらず。非農業部門雇用者数は19.3万人と、こちらは


先月よりも増加が見込まれています。


20万人前後であれば、それほどサプライズはなく、為替もそれほど大きな値動きにはならいと思われ、


注意したいのは賃金の動きです。





今回の雇用統計は3月15−16日のFOMC直前の数字だけに、利上げを実施するのか、あるいは見送る


のかという判断には大きな影響を及ぼすと思われます。


雇用者数が15万人以下であれば、まず3月の利上げはないと予想しますが、反対に20万人程度では


3月利上げには結びつかないだろうと思います。





個人的には、今回のFOMCでは利上げが見送られる公算が高いと予想しています。


まだまだ混乱が収束したとはいえない状況で、利上げをかっかけに再び混乱が拡大するのは、FRBとしても


避けたいところではないでしょうか。


この点に関して、これまでのFOMCメンバーの講演内容を総合すると、意見は分けれていますが、


今週の雇用統計で方向性が出てくるのではないでしょうか。





ドル円は一旦底打ちは見たものの、115円を超えるまでは110−115円のレンジで推移すると


予想しています。


引き続き、原油価格と株価の行方が相場の方向を決める展開に変わりないため、これらの動きには


注目してください。










■ 今週の注目材料 ■



2/29(月)

  • 日   1月鉱工業生産
  • 独   独1月小売売上高
  • 米   2月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   1月中古住宅販売成約指数



  • 3/1(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 豪   豪1月住宅建設許可
  • 日   1月失業率
  • 中   中国 2月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 2月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 2月財新製造業PMI
  • 独   独2月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏1月失業率
  • 英   英2月製造業PMI
  • 米   2月ISM製造業景況指数
  • 加   カナダ10−12月期GDP



  • 3/2(水)

  • 豪   豪10−12月期GDP
  • 日   2月マネタリーベース
  • 欧   ユーロ圏1月生産者物価指数
  • 米   2月ADP雇用者数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)



  • 3/3(木)

  • 豪   豪1月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏1月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏2月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏2月サービス業PMI(改定値)
  • 英   英2月サービス業PMI
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   2月ISM非製造業景況指数
  • 米   10−12月期労働生産性(確定値)
  • 米   1月耐久財受注



  • 3/4(金)

  • 豪   豪1月小売売上高
  • 米   2月雇用統計
  • 米   1月貿易収支
  • 加   カナダ1月貿易収支



  •  
    3/5(土)

     



    3/6(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。