今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/7〜 3/11)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  122.00 〜 127.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 86.00
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前回のこの欄でも述べましたが、為替を取り巻く環境1月から2月中旬にかけて極めて不安定だった時期に


比べ、改善してきています。


WTI原油価格は26ドル台で「ダブルボトム」を形成し、その後サウジを含むOPEC加盟4カ国と


ロシアが、交渉のテーブルに着き、「減産合意」には至らないまでも、「現状の量産を維持することで合意」


し、まず第一歩を踏み出した状況です。


今月20日には再度上記国々で話し合いの場が持たれるとの報道もあり、これまでのように原油価格が連日


大きく値を崩す可能性は低いと思われます。


先週末のNYでは36ドルに迫る水準まで反発し、2カ月ぶりの高値で引けました。


原油価格の安定は株価上昇にもつながっています。


先週のNYダウは週間で400ドル近い上昇で越週しています。


こちらもテクニカル的には、1万6000ドル前後で「ダブルボトム」を完成させており、短期的な


買い戻しを誘発しています。





そんな中、ドル円は111円前後で下げどまり、原油価格と株価の上昇に呼応するかのように


上値を試し、114円台半ばまでは反発しましたが、115円には届いていません。


本邦輸出企業からのドル売り注文がドル得の上昇を抑制したのと、115円というい壁が意識されたと


思われます。





先週末に発表された2月の雇用統計では非農業部門雇用者数が事前予想を大きく上回りる、24.2.万人の


増加でした。


1月分も上方修正され、米労働市場は製造業が厳しさを見せている中、サービス業を中心に雇用の拡大が


続いています。


この指標発表直後にドル円は114円25銭まで買われましたが、その後に発表された平均賃金の伸びが


やや鈍化していたことから113円台前半まで売られる展開で、上値の重さを残す印象です。





今回の雇用統計は14−15日のFOMCの決定に大きな影響を与えると予想していましたが、残念ながら


いまだ利上げが実施されるのか、見送られるのかの決定的な材料にはなっていません。


市場はやや見送り派が優勢となっているようですが、どちらになっても驚きではありません。


一時の混乱はやや小康状態ですが、まだ不安定なことを考慮すれば、見送りが妥当かと思いますが、


どうでしょうか。





今週は10日にECB理事会が開催され、会合後にドラギ総裁の記者会見が予定されています。


今回は追加緩和に踏み切るものと思われますが、焦点は既にその内容に移っています。


現在マイナス0.3%の中銀預金の金利を引き下げるなどの案が検討されているとの報道もありますが、


「小粒」では済まされないほどインフレ率は低下しています。


マイナス金利の拡大と、量的緩和の拡大という「併せ技」が想定されます。









■ 今週の注目材料 ■



3/7(月)

  • 中   中国外貨準備高
  • 日   黒田日銀総裁k講演
  • 米   2月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   1月消費者信用残高
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  • 3/8(火)

  • 日   10−12月GDP(改定値)
  • 日   1月国際収支
  • 日  2月消費者動向
  • 日  2月景気ウオッチャ調査
  • 中   中国 2月貿易収支
  • 独   独1月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏10−12月期GDP(改定値)
  • 加   カナダ2月住宅着工件数
  • 加   カナダ2月建設許可件数



  • 3/9水)

  • 英   英1月鉱工業生産
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 3/10(木)

  • 中   中国 2月消費者物価指数
  • 中   中国 2月生産者物価指数
  • 独   独1月貿易収支
  • 独   独1月経常収支
  • 欧   ECB金融政策発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   2月財政収支



  • 3/11(金)

  • 独   独2月消費者物価指数(改定値)
  • 英   英1月貿易収支
  • 加   カナダ2月失業率
  • 加   カナダ2月就業者数



  •  
    3/12(土)

     



    3/13(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。