今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/14〜 3/18)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  124.00 〜 129.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 88.00
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先週、日米欧3中銀の金融政策の内容が為替の行方を決める、とこの欄で述べましたが、10日に


ECBが先陣を切って追加緩和を決めました。


マイナス金利の拡大や、政策金利をゼロにし、さらに毎月の債券購入額を増やす決定を行いました。





今回の決定は昨年12月のそれに比べ、決して内容的には「小粒」ではなく、その証拠に発表直後には

市場は「ユーロ売り」で反応しました。


市場も今回はそれなりの評価を下したということです


ところが、ユーロはその後300ポイントほど急速に買い戻され、1.12台前半までユーロ高が


進みました。


ドラギ総裁が記者会見の席で、金利の下げどまりを示唆したことでECBのマイナス金利の限界が意識された


ことが背景です。





総裁がなぜこの段階で「さらなる金利の引き下げが必要になるとはみていない」と発言したのかは定かでは


ありませんが、ECB内部の反対勢力に配慮したのでhはないかといった見方もあるようです。


ユーロドルはこの発言をきっかけに約3週間ぶりの高値水準まで上昇しました。





今週は日銀とFRBの金融政策会合です。


日銀は追加緩和見を送ると思われます。1月29日に導入したマイナス金利の効果を分析している段階で、


黒田総裁が期待したほど株高と円安は進んでいません。


本来なら国内の機関投資家が、国内には投資先がないため、円からの資金シフトがおき、円安を引き起こし、


一部は株式に向うという見立てです。


ドル円はむしろ、この見立てとは逆に円高に振れ、一時は111円を割る水準まで円高が進む場面も


ありました。





場合によってはさらにマイナス金利を拡大して円高傾向を阻止するといった政策も、全く考えられない


わけではありません。


反対に政策変更がゼロだった場合には、失望感からドルが売られるケースも想定できます。





最後はFOMCです。


今回の会合での利上げはないと予想していますが、雇用の伸びが依然として順調に拡大している


こともあり、全く予想されないわけではありません。


見送りを基本として、万が一の場合にも備えるスタンスでいいと思います。


そして仮に見送られたとしても、その後のイエレン議長の発言には注意が必要です。


足元の米景気にどのような認識を示すのか、注目されます。









■ 今週の注目材料 ■



3/14(月)

  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産



  • 3/15(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 日   11月鉱工業生産(確報値)
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 米   2月小売売上高
  • 米   2月生産者物価指数
  • 米  3月NY連銀製造業景気指数
  • 米   3月NAHB住宅市場指数



  • 3/16(水)

  • 中   中国 全人代閉幕
  • 英   英2月雇用統計
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見
  • 米   2月住宅着工件数
  • 米   2月建設許可件数
  • 米   2月消費者物価指数
  • 米   2月鉱工業生産



  • 3/17(木)

  • 豪   豪2月雇用統計
  • 日   2月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏1月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(改定値)
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 加   カナダ1月卸売売上高



  • 3/18(金)

  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(1月28日、29日分)
  • 独   独2月生産者物価指数
  • 米   3月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 加   カナダ1月小売売上高
  • 加   カナダ2月消費者物価指数



  •  
    3/19(土)

     



    3/20(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。