今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/21〜 3/25)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  123.00 〜 128.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 87.00
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先週開催されたFOMCでは、市予想度通り利上げは見送られました。


イエレン議長は記者会見で、「米景気は引き続き好調だ」と発言したものの、海外リスクを考慮して


利上げには踏み切りませんでした。


FOMCメンバーが匿名で金利の見通しを予想するドット・チャートでは、2016年末の政策金利


(FF金利)の誘導目標は0.875%と、前回12月の1.375%から大幅に下方修正されました。


この結果、年内の利上げ回数の見通しは4回から2回へと修正され、この予想を受けてドル円は


110円67銭まで、約1円ほど急落しました。





年内2回の利上げというのは市場予想と比べるとまだ楽観的と見られますが、米利上げが遠のいたことで


ドルが売られ、一方株式市場はこれを好感し、ダウやS&P500は年初来高値を更新しています。


金価格も上昇し、WTI原油価格に至っては40ドル台を回復し、底値からは55%ほど


上昇したことになります。





中国発の不安も全人代では交通インフラ投資に34兆円もの金額を拠出することを決め、一時的にも


混乱は収まっています。


その意味ではリスクオフは後退し、リスクオンとまではいかないにしても、投資家の不安は明らかに


減少しており、安全通貨の円が売られてもおかしくありません。





しかし実際の市場では先週110円台半ばを試したように、110円割れも視野に入ってきています。


ドル円は120円はおろか、115円台も2月10日を最後に届いていません。


米利上げ観測の後退が極端に意識されていることが背景かと思われますが、今後米景気が底堅く推移し、


再び利上げ観測が高まれば、115円を超えるドル高水準も可能かと思います。





労働市場の拡大は依然として続いています。


最大の懸念材料だった製造業も、先週はそこそこの結果を見せました。


3月のNY連銀製造業景況指数は、マイナス予想に対して小幅ながらプラスでした。


また、その後に発表されたフィラデルフィア連銀製造業指数も昨年5月以来の高水準でした。


現段階ではまだ判断できませんが、製造業の底入れが確認できた可能性もあります。


おりからのドル安も製造業にとってはプラスに働きます。





今週はそれ程重要なイベントはありません。


週末の米GDP確定値には注目ですが、ユーロ圏やドイツの経済指標が多く発表されることから


ユーロの動きに注意が必要です。


ドル円が110円を試すようなら、ユーロドルも1.14を抜けるように思います。









■ 今週の注目材料 ■



3/21(月)

  • 米   2月中古住宅販売件数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演



  • 3/22(火)

  • 独   独3月製造業PMI(速報値)
  • 独   独3月サービス業PMI(速報値)
  • 独   独3月IFO景況指数
  • 独   独3月ZEW景況感指数
  • 英   英2月生産者物価指数
  • 英   英2月消費者物価指数
  • 英   英2月小売売上高
  • 英  英2月財政収支
  • 米   1月FHFA住宅価格指数
  • 米   3月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演



  • 3/23(水)

  • 欧   ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)
  • 米   2月新築住宅販売件数



  • 3/24(木)

  • 欧   ユーロ圏3月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ECB経済報告
  • 英   英2月小売売上高
  • 米   債券短縮取引
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   2月耐久財受注
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



  • 3/25(金)

  • 日   2月消費者物価指数
  • 英   ロンドン市場休場(グッドフライデー)
  • 米   NY市場休場(グッドフライデー)
  • 米   10−12月GDP(確定値)



  •  
    3/26(土)

     



    3/27(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。