今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/28〜 4/1)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  123.00 〜 128.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 87.00
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先週のドル円は111−113円台で推移し、それほど変動は大きくありませんでした。


週初が最も円高水準で、週末にかけてジリジリと円が売られる展開でした。


それは4人のFOMCMメンバーが講演で、足並みを揃えて「4月のFOMCでも利上げはあり得る」


との姿勢見せたことで。ノーマークだった4月にも「もしかしたら、利上げがあるかも」といった


観測が広がったことが背景でした。





また「ハト派」の重鎮のシカゴ連銀総裁も、この論陣に加わったことの影響も大きく、今週は火曜日に


イエレン議長の講演があり、先週のFOMCメンバーと同じ「タカ派」の発言をするのかどうか


注目されます。


米利上げ回数の予想が下方修正されたことでドルが売られましたが、今度は利上げがそれ程遠くない


との観測がドルを押し上げつつあるのが、足元の動きです。


このテーマは、今年1年を通じて市場の最も注目される材料かと思います。





米利上げのタイミングが相場に影響を与えることはもちろんですが、今回はドル円に関しては


国内にも為替に影響を与える材料があります。


それは2017年4月からの消費税増税を巡る動きです。





先週政府は「国際金融経済分析会合」を開催し、米国の著名エコノミストの意見を聞いています。


3人のうち2人が「消費税は延期すべし」との意見を述べ、さらに「財政出動も必要」との意見


でした。


安倍首相もこの意見を参考にしたのかどうか、「景気が失速しては元も子もない」という言い方を


しています。


まだ、消費税増税を延期するのかどうかは、首相の中では決まってはいないと思いますが


そこは、今後の景況感を示す指標次第ということになりそうです。






大企業製造業の業績判断指数(DI)が注目されます。


日経ヴェリタス紙によると、昨年12月の調査では+12だったものが、今回の調査では+7と、


大幅に悪化しているようです。


また、今朝の新聞でも安倍政権に「景気対策」を望む声が日増しに大きくなっていることも


報じられています。


どうやら、じわじわと外堀が埋められてきているような印象です。


仮に、消費税の再延期と景気刺激策が同時に実施されれば、株価が大きく上昇し、それにともなって


ドルが買われると想定されます。


今後のドル円を予想する上で上記2つにイベントの行方は、極めて大きな意味を持ちます。









■ 今週の注目材料 ■



3/28(月)

  • 英 ロンドン市場休場(イースター休暇)
  • 米   2月個人所得
  • 米   2月個人支出
  • 米   2月PCEコアデフレーター
  • 米   2月中古住宅販売成約指数



  • 3/29(火)

  • 日   2月失業率
  • 欧   ユーロ圏2月マネーサプライ
  • 米   1月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   3月消費者信頼感指数
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  • 3/30(水)

  • 日   2月鉱工業生産
  • 独   独3月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月景況感指数
  • 米   3月ADP雇用者数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



  • 3/31(木)

  • 独   独2月小売売上高
  • 独   独3月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(速報値)
  • 英   英10−12月期GDP(確報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演



  • 4/1(金)

  • 日   3月日銀短観
  • 中   中国 3月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 3月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 3月財新製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏2月失業率
  • 英   英3月製造業PMI
  • 米   3月雇用統計
  • 米   3月ISM製造業景況指数
  • 米   3月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演



  •  
    4/2(土)

     



    4/3(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。