今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/4〜 4/8)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.00 〜 113.00
ユーロ/円 ・・・  123.00 〜 128.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 87.00
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110−115円のレンジをさらに狭めたドル円は先週、地区連銀総裁やイエレン議長の発言で


上下したものの、結局111−113円後半での取引に終始しました。


週末には日銀短観が発表され、大企業製製造業DIは「6」と、前回12月からは半減していました。


さらに先行きは「3」と、一段の悪化を見込んでいることも分かりました。





このDIは「業況判断指数」と呼ばれ、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を


引いたもので、前回12月は「12」でした。


DI「6」は、日銀が異次元緩和を開始した水準まで低下したことになり、この指標を受けて


日経平均株価は先週一時600円を超える下げを見せ、1万6100円台まで急落しています。





そして同じく週末には3月の米雇用統計が発表になり、こちらはまずまずの結果でしたが、米利上げ観測


を引き寄せるほどのインパクトはなかったことから、ドル円は先週の安値圏で取引を終えています。


米労働市場は依然として好調でしたが、先週のイエレン議長の利上げを巡る発言が極めて慎重だったことが


ドル円の重石となった格好です。


先週のドル円の動きを見ていると、好材料には反応せず、悪材料には直ぐに反応するようです。


やはり、110−115円のレンジをブレイクするとしたら、「先ずは下値を試す展開」が


予想されるような動きと言えそうです。





イエレン議長のハト派発言がドルの上値を重くしていますが、足元の予想では4月利上げの可能性はかなり


後退しており、6月利上げさえも「ない」という見方が増えているようです。現在のような経済指標が


続く限り、6月利上げの可能性は十分にあると思っていますが、気になるのは、FOMCメンバーの中でも


意見が割れているところです。


イエレン議長に近いといわれている、NY連銀のダドリー総裁も6月利上げには肯定的でしたが、


FRB幹部のフィシャー副議長などの意見が鍵を握っているとも言えます。





今週はそれほど重要なイベントはありませんが、興味深いのは、7日(木)に行われる討論会です。


イエレン現議長をはじめ、バーナンキ前議長や、グリーンスパン元議長とボルカー元議長も参加する


討論会です。


ここでも、もちろんイエレン議長の発言が最も注目されますが、先週と同じようなハト派的な発言が


あるるかどうかに注意が必要です。





今週も株価の行方と、さらには再び下落基調を強めてきた原油価格の動きも注目されます。


好材料に反応せず、悪材料に反応するドル円ですが、原油価格が大きく下落すると、好調なNY株も


利益確定の売りに押され、大きく値を下げる可能性もあります。


そうなると、ドル円は素直に「悪材料」への反応を見せるかもしれません。


仮に110円を割り込むようだと、円高に弾みがつくことも考えられます。


今週はドルの下落時に注意していきたいと思います。









■ 今週の注目材料 ■



4/4(月)

  • 豪   豪2月小売売上高
  • 豪   豪2月住宅建設許可
  • 欧   ユーロ圏2月失業率
  • 欧   ユーロ圏2月生産者物価指数
  • 米   3月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演



  • 4/5(火)

  • 豪   豪2月貿易収支
  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 欧   ユーロ圏2月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏3月総合景気指数(改定値)
  • 英   英3月サービス業PMI
  • 米   2月貿易収支
  • 米   3月ISM非製造業景況指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演(香港)
  • 加   カナダ2月貿易収支



  • 4/6(水)

  • 日   2月景気動向指数
  • 中   中国 3月財新サービス業PMI
  • 中   中国 3月財新コンポジットPMI
  • 独   独2月鉱工業生産
  • 米   FOMC議事録(3月15、16日分)
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演



  • 4/7(木)

  • 日 日銀支店長会議
  • 中   中国外貨準備高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   2月消費者信用残高
  • 米   イエレン議長、バーナンキ前議長、グリーンスパン元議長、ボルカー元議長の討論会
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   IMF、世界経済見通し公表
  • 加   カナダ2月建設許可件数



  • 4/8(金)

  • 日   2月国際収支
  • 日  3月景気ウオッチャ調査
  • 独   独2月貿易収支
  • 独   独2月経常収支
  • 英   英2月貿易収支
  • 加   カナダ3月住宅着工件数
  • 加   カナダ3月失業率
  • 加   カナダ3月就業者数



  •  
    4/9(土)

     



    4/10(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。