今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/11〜 4/15)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  104.00 〜 110.00
ユーロ/円 ・・・  120.00 〜 127.00
豪ドル/円 ・・・  79.00  〜 84.00
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先週のドル円は、米利上げペースの鈍化や好調だった米株価の下落を背景に107円台半ばまで急速に


円高ドル安が進みました。とりわけ110円を割り込んでからは下落スピードが加速し、投機的な


ドル売りがあったにせよ、ロングポジション解消によるストップロスのドル売りも巻き込んでの下落


だったようです。


財務省幹部の「必要な場合には適切な措置を取る」といったコメントも聞かれましたが、市場への反応は


限定的で、直ぐにドル売りに押される格好でした。


週末には一旦ドルを買い戻す動きも見られましたが、109円には届かず、週明けの東京時間は


株価の下落に歩調を合わせ、再び107円台半ばまでドルが押されています。





今週は、値動きに影響を与える材料があるため、一段と円高が進み105円を目指すのか、あるいは


警戒感から一旦ドルが買い戻されるのかが焦点ですが、センチチメントは依然としてドル下落方向に


傾いていると見ています。


ここしばらくは、ドルの戻りを売るスタンスでいいのではないかと思っています。





今回の急激な円高は多分に投機的な動きが主因ではないかと思っています。


少なくとも今年の1−2月末まで見られた、あの株式市場を巻き込んでの混乱とは異なると考えます。


当時の混乱の主因は、原油安と中国不安でした。


WTIは原油価格は一時26ドル割れまで下落し、ゴールドマンなどが予想した「原油価格は20ドルまで


下げる」といった見方が現実味を帯び、どこまで下げるか見通せないことが投資家心理を悪化させ


株価の暴落などを伴い、安全資産の円買いを誘ったという構図でした。





しかし、足元では原油価格は41ドルまで上昇した後、39ドル台で堅調な動きを見せており、


さらに中国景気も、先月の全人代の財政出動を支えに小康状態を保っており、少なくともこの2つを


震源地とした不安の拡大は治まっている状況です。


今回の円高は米利上げ観測の後退と、急激な円高にも関わらず当局は介入できないのではないかと


いう観測が背景となり、円買いに安心感を与えているのではないでしょうか。





今週末にはワシントンでG20が開催されます。


ここで、ドル高は米国にとっては好ましくないという主張が通るようだと、105円を割りこむ


可能性もないとはいえません。


反対にこれ以上円高が進むと、日本の景気だけではなく、世界景気にも悪影響を与える可能性がある


といった主張が認められるようだと、110円を超える水準まで戻ることも予想されます。


足もとではまだ依然として下落目線で見ていますが、105円を割り込んだら、警戒感を強めて


臨むべきでしょう。









■ 今週の注目材料 ■



4/11(月)

  • 中   中国 3月消費者物価指数
  • 中   中国 3月生産者物価指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  • 4/12(火)

  • 独   独3月消費者物価指数(改定値)
  • 英  英3月物価統計
  • 米   IMF、世界景気見通し(WEO)
  • 米   3月財政収支 
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演



  • 4/13(水)

  • 日   黒田日銀3月貿易収支
  • 中   中国3月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏2月鉱工業生産 
  • 米   3月小売売上高
  • 米   3月生産者物価指数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米  企業決算 → JPモルガン、サンディスク



  • 4/14(木)

  • 豪   豪3月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(改定値)
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月消費者物価指数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   パウエル・FRB理事議会証言
  • 米   G20(ワシントン)



  • 4/15(金)

  • 豪   豪中銀、金融安定報告書を公表
  • 中   中国 1−3月GDP
  • 中   中国 3月鉱工業生産
  • 中   中国 3月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏2月貿易収支
  • 米  4月NY連銀製造業景気指数
  • 米   3月鉱工業生産
  • 米   4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → シティーグループ



  •  
    4/16(土)

     



    4/17(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。