今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/18〜 4/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  105.00 〜 109.00
ユーロ/円 ・・・  118.00 〜 125.00
豪ドル/円 ・・・  79.00  〜 84.00
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先週は日本株が久しぶりに大幅高を見せたことから、107円台半ばまで売られたドル円にもショートカバー


が入り、109円73銭までドルが買い戻される場面もありました。


日経平均株価は週末こそ下げましたが、それまでの3日間で1100円ほど上昇し、やや「リスクオフ」が


後退した格好でした。


ただドル円の反発は限定的で、日米の株価やWTI原油価格の上昇の割には「小幅」に留まっています。





これは、やはり米利上げ観測がもり上がらないことが大きな原因と見られます。


IMFは世界経済の見通しを発表し、中国を除く主要国の成長率を下方修正しましたが、このことも


米国が利上げを実施しにくいのではないかとの観測につながっています。


米利上げの先送りは円が買われ、ドルが売られることにつながります。


ただ、今週はそれ以外でも円が買われ易い状況になっていると考えられます。





第一に、先週14日に起きた「熊本地震」の影響です。


被害が広がるにつれ保険会社が海外資産を売却し、円に替えるという見方です。


これは、実はそれほど信憑性はありません。


あの東日本大震災のときでさえも、保険会社は海外資産売却には動いておらず、そのことは


その後正式に発表されています。






第二は先週の「G20」での日米の為替水準を巡る認識の違いです。


麻生財務大臣はこのところの急激な円高を懸念する発言を行ったが、ルー米財務長官は反対に、円高は


進んだものの、市場は秩序的だとの認識を示し、安易な円安誘導をけん制するは発言を行いました。


背景にはド高が米景気にはマイナスだという理由があります。


しかし、仮にドル円が105円を割り込む円高水準にまで戻ったら、再びデフレに陥るリスクもあり、


アベノミクスの終焉とも言われております。


そのため果たしてそこで、政府日銀は大胆な為替介入ができるのかどうかが問われることになります。


もしそこでも動けないようであれば、投機筋は安心してさらに円買いを進めることも想定されます。





いよいよ今週から来週にかけては日米欧で金融会合が開催されます。


米国は、恐らく動きがないものと思われれ、ECBもその可能性が高いと予想しています。


問題は日銀です。


上で述べたように、もしも円高がさらに進んでいた場合に、追加緩和に動くかどうかが注目されます。


105円を試すような展開になれば、これまでは「追加緩和なし」と予想していましたが、熊本地震の影響を


考慮すれば「追加緩和あり」も頭の中に入れておかなければならないかもしれません。









■ 今週の注目材料 ■



4/18(月)

  • 米   4月NAHB住宅市場指数
  • 米  企業決算 →モルガン・スタンレー
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演



  • 4/19(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 豪   豪 スティーブンスRBA総裁講演
  • 独   独4月ZEW景況感指数
  • 英   カーニー・BOE総裁議会証言
  • 米   3月住宅着工件数
  • 米   3月建設許可件数
  • 米  企業決算 →ゴールドマンサックス



  • 4/20(水)

  • 日   3月貿易収支
  • 独   独3月生産者物価指数
  • 英   英3月雇用統計
  • 米   3月中古住宅販売件数
  • 米   米週間原油在庫



  • 4/21(木)

  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(速報値)
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB記者会見
  • 英   英3月小売売上高
  • 英  英3月財政収支
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月景気先行指数
  • 米   4月フィラデルフィア連銀景況指数



  • 4/22(金)

  • 独   独4月製造業PMI(速報値)
  • 独   独4月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月サービス業PMI(速報値)
  • 加   カナダ3月小売売上高
  • 加   カナダ3月消費者物価指数



  •  
    4/23(土)

     



    4/24(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。