今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/25〜 4/29)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  108.00 〜 113.00
ユーロ/円 ・・・  121.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 87.00
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先週のドル円はWTI原油価格の上昇と、原油高を好感した株高から109円台で堅調に推移しました。


NYダウは18000ドル台の乗せ、年初来高値を更新し、昨年5月に記録した史上最高値にも、残り


200ドルほどの水準まで上昇しました。


堅調な米国株の動きに影響され、さすがに日本株の出遅れ感が強まり、先週末には3日続伸し、これが


ドル円を110円に押し上げる原動力になりました。





さらに先週末には一部情報通信会社が、今週の日銀金融政策決定会合では、市中銀行が日銀に預けている


預金の一定額以上にマイナス金利を適用しているが、日銀が金融機関に貸し付けるものに対してもマイナス


金利を適用することを検討していると報じました。


ブルームバーグによると、この貸出支援基金の残高は約24.4兆円あり、さらに成長基盤強化を支援する


ための資金供給と被災地金融機関を支援するために資金供給を行っており、これらがぞれぞれ5.6兆円と


4212億円あると伝えています。


この措置が導入されれば、金融機関の収益がかさ上げされ、さらに貸し出し金利も低下して、企業活動にも


プラスに働くといった見立てです。





この報道受け、NYでは111円台後半まで円が売られ、4月1日以来、約3週間ぶりの円安水準を


記録しました。


今月始めには107円台半ばまで円高が進み、105円も視野に入り、市場関係者も急速に相場観を


円高方向にシフトしたばかりでしたが、今回はショートカバーがドルを押し上げたといっても過言では


ありません。





今回のドル急反発では売り持ち筋のドルの巻き戻しが主因と見られますが、同時にテクニカル的に見ても


まだ上昇トレンドに入ったとは言えません。


「日足」チャートを見ると上昇はしているものの、依然として「雲の下限」にも届いていません。


水準的には112円台半ばが「雲の下限」と見られ、まずはこの水準が強力なレジスタンスになることは


容易に想像できます。





今週はFOMCと日銀金融政策決定会合が最大のイベントであることは言うまでもありませんが、


政策変更があってもなくても、為替は神経質な動きを見せるものと思われます。


上で述べたように、基本はドルの戻りを売るスタンスで、上記マイナス金利の適用が決定されたとしても、


すでに相場は上昇していることから115円を超えるドル高水準は想定しにくく、仮にあるとすれば


それは米利上げ観測が急速に高まった時ということになります。





米利上げに関しては依然として「年内1回」という見方が主流になっており、個人的にはやや悲観的


過ぎると思っていますが、この見方が徐々に修正されてくると予想しています。


毎週発表される「週間失業保険申請件数」の減少が、雇用の拡大を示唆しており、原油価格の反発も


インフレ懸念につながってくることも予想されます。


ただ、それにはまだまだ時間が必要でしょう。









■ 今週の注目材料 ■



4/25(月)

  • 独   独4月IFO景況指数
  • 米   3月新築住宅販売件数



  • 4/26(火)

  • 米   3月耐久財受注
  • 米   2月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   4月消費者信頼感指数
  • 米   FOMC(27日まで)



  • 4/27(水)

  • 豪   豪第1四半期消費者物価指数
  • 中   中国3月工業利益
  • 欧   ユーロ圏3月マネーサプライ
  • 英   英1−3月期GDP(速報値)
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   3月中古住宅販売成約指数
  • 米  企業決算 → ボーイング、フェイスブック



  • 4/28(木)

  • 日   3月消費者物価指数
  • 日   3月鉱工業生産
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 独   独4月雇用統計
  • 独   独4月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(確報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   1−3月GDP(速報値)



  • 4/29(金)

  • 日 東京市場休場(昭和の日)
  • 欧   ユーロ圏3月失業率
  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1−3月期GDP(速報値)
  • 米   3月個人所得
  • 米   3月個人支出
  • 米   3月PCEコアデフレーター
  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)



  •  
    4/30(土)

     



    5/1(日)

  • 中   中国4月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国4月非製造業PMI(速報値)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演




  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。