今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/2〜 5/6)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  102.00 〜 109.00
ユーロ/円 ・・・  119.00 〜 124.00
豪ドル/円 ・・・  79.00  〜 83.00
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「日銀ショック」、市場では既にそんな言葉が使われているほど、今回の政策変更見送りは金融市場に


大きな影響を残しました。


週明けの2日、東京市場でもドル円は106円台前半をつけ、これで会合前の水準から5円以上の急激な


円高ドル安が進んだことになります。


日経平均株価の方も、今日も600円以上下げ、これで2日間の下げが1200円以上となり、


1万6000円の大台を割り込む場面もありました。





急激な円高にも関わらず、市場には日銀は有効な対策を打てないのではないかとの観測もでており、


このままGW後半に入ったら、東京市場が休場の間に「105円の節目を割り込む」といった


見方もあります。


実際、例年のGWでは円高に振れる傾向があるため、その可能性も否定できません。


もし、この3連休中に105円を試す動きになった場合、連休明けの6日(金)に政府日銀が介入を含めた


適切な対応をと取ることができるのかどうかが焦点になります。


仮に何の動きもなうい場合には、100円方向を目指すことになるかもしれません。


「投機的な動きには適切な対応を取る」と言っても、結局は何もできないといった見方が強まり、


さらに投機的な動きを加速させることになるからです。





米財務省が日本や中国を重要貿易赤字相手国として「監視リスト」に載せたことで、ますます安易な


円安政策はとりにくいということも、円買いドル売りを仕掛けやすいということになります。


円高が急激に進んだため、短期的には値を戻すことにあるかもしれませんが、今回の円高のステージでは


一旦は105円前後を試す可能性が高いと予想します。





今週は、週末に4月の雇用統計が発表されます。


今年に入って堅調な内容が続いているため、事前予想を上回る結果になっても市場はドル買いで


反応しない展開が続いています。


それだけに、結果が悪かった場合の反応も、先週の日銀会合と同じような懸念が残ります。


市場のセンチメントが悪材料には反応し、好材料にはそれほど反応しない状況になっていると思われます。





考えてみれば、今年のドル円は年初から予想外の急激な円高で幕を開けました。


その背景は、原油価格の急落と、中国発の景気減速懸念でした。


今改めて周りを眺めてみると、もはや上記2つ不安は後退しています。


それに取って代わったのが、米利上げ観測の後退とマイナス金利の導入でした。


1月29日に日銀がマイナス金利を導入した直後に、ドル円は121円70銭まで円安が進みましたが、


そこを頂点に一気に円高が進みました。また今回も中銀の金融政策発表が円高の引き金を弾いたことになります。


2013年と2014年にサプライズでドル高円安を演出した日銀でしたが、もはや日銀頼みの


相場は終焉を迎えと認識すべきかもしれません。









■ 今週の注目材料 ■



5/2(月)

  • 米   4月ISM製造業景況指数



  • 5/3(火)

  • 日 東京市場休場(憲法記念日)
  • 豪   豪3月住宅建設許可
  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 中   中国4月サービス製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏53生産者物価指数
  • 英   英4月製造業PMI
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演



  • 5/4(水)

  • 日 東京市場休場(みどりの日)
  • 欧   ユーロ圏3月小売売上高
  • 米   4月ADP雇用者数
  • 米   3月貿易収支
  • 米   非農業部門労働生産性(1−3月、速報値)
  • 米   4月ISM非製造業景況指数
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 加   カナダ3月貿易収支



  • 5/5(木)

  • 日 東京市場休場(こどもの日)
  • 豪   豪3月貿易収支
  • 豪   豪3月小売売上高
  • 中   中国4月サービス製造業PMI
  • 中   中国4月財新コンポジットPMI
  • 欧   ECB経済報告
  • 英   英4月サービス業PMI
  • 英   英ロンドン市長選
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 加   カナダ3月建設許可件数



  • 5/6(金)

  • 日   4月マネタリーベース
  • 中   中国 1−3経常易収支
  • 米   4月雇用統計
  • 米   3月消費者信用残高
  • 加   カナダ4月失業率



  •  
    5/7(土)

  • 中   中国 4月外貨準備高  



  • 5/8(日)

  • 中   中国4月貿易収支




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。