今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/23〜 5/27)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  106.00 〜 112.00
ユーロ/円 ・・・  121.00 〜 127.00
豪ドル/円 ・・・  77.00  〜 82.00
====================================================================================




先週は仙台でのG7を控え、ドル高が進んだものの上値も限定的で、値幅も108円台から110円台半ばで


推移しました。


そのG7では結局これと言った成果はなく、日米での為替の動きに対する認識の違いも平行線に終わり、


合意にはほど遠い会合でした。


麻生財務大臣は、「為替が安定することが必要とG7で再確認できたと」、成果主張しましたが、


日本が主張した「為替の動きは投機的」との認識は、米国側は認めず「無秩序のハードルは高い」と、


これまでの考えと同じ「秩序的」との見方を変えませんでした。





今週は伊勢志摩サミットがあります。


安倍首相は「1億総活躍プラン」を実施していくための具体案を宣言し、G7各国にも協調を求めていくと


見られますが、ここからは為替市場に影響を与えるニュースは飛び込んでこないものと考えます。


ただこの後に2017年4月からの消費税増税を延期するのかどうかを判断するとしているため、この会合の


議論が、その判断に影響を及ぼすことはあるかもしれません。





市場の注目は急速に米国の6月利上げがあるかないかに移っています。


先週は多くの地区連銀総裁が「6月利上げに」前向きな発言を繰り返したことから、これまで否定的だった


6月利上げが急浮上してきました。


その後に発表された米国経済指標もまあまあだったし、公表された4月のFOMCでの議論も、予想以上に


タカ派的だったことで一気に利上げの可能性が高まっています。





今週は週末にイエレン議長がハーバード大学で講演を行います。


多くの地区連銀総裁が利上げに前向きだったわけですが、ここで「本命の」イエレン議長がどのような認識を


示すのかが極めて重要です。


仮に、他の連銀総裁と同じように利上げに前向きなようなら、6月利上げの可能性がさらに高まり、その結果


「年内2〜3回の利上げ」が見込めることになり、ドルのサポート材料になります。





一方ここでも利下げに消極的なようだと、再びドルの下値を試す展開が予想され、105円−110円の


レンジに逆戻りすることにもなります。


原油価格が40ドル台をしっかり固め、50ドルを試す展開になり、中国景気も不透明ながら小康状態です。


米国の利上げ回数が相場の行方にとって重要ですが、さらに6月にはイギリスのEUからの離脱問題も


迫っています。


まだまだ円が買われる材料が多いとは思いますが、投機筋の円買いポジションは思ったよりも減っていません。


110円を大きく超えるようなら、彼らのストップロスがドルの押し上げ材料にならないとも限りません。


ここは慎重に相場の行方を見極めることが必要です。









■ 今週の注目材料 ■



5/123(月)

  • 日   4月貿易収支
  • 独   独5月製造業PMI(速報値)
  • 独   独5月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(速報値)
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演



  • 5/24(火)

  • 独   独5月ZEW景況感指数
  • 独   独1−3月期GDP(確報値)
  • 欧   ユーロ圏財務相会合
  • 英  英4月財政収支
  • 米   4月新築住宅販売件数
  • 米   5月リッチモンド連銀製造業指数



  • 5/25(水)

  • 独   独5月IFO景況指数
  • 米   3月FHFA住宅価格指数
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 5/26(木)

  • 日   伊勢志摩サミット(27日まで)
  • 英   英1−3月期GDP(改定値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   4月耐久財受注
  • 米   4月中古住宅販売成約指数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   パウエル・FRB理事講演



  • 5/27(金)

  • 日   オバマ大統領広島訪問
  • 日   4月消費者物価指数
  • 米   1−3月GDP(改定値)
  • 米   5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米   イエレン・FRB議長講演



  •  
    5/28(土)

     



    5/29(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。