今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/13〜 6/17)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  103.00 〜 108.00
ユーロ/円 ・・・  117.00 〜 123.00
豪ドル/円 ・・・  75.00  〜 80.00
====================================================================================




5月の衝撃的な雇用統計の結果と、その後のイエレンFRB議長が利上げの時期に言及しなかったことで


利上げ観測が急速に後退し、ドル円は先週下値を試す動きを見せました。


一時は106円24銭までドル安が進みましたが、この水準は5月の3日以来、約1カ月ぶりの円高


でしたが、翌日には再び107円台に押し戻されており、今週の日米の金融会合と、翌週の


英国の国民投票を前に、売り買いともに大きなリスクを取れないということのようです。





ただ、それでも英国の国民投票を10日後に控え、リスクオフのムードが広がってきました。


週明けの東京株式市場では、日経平均株価は一時500円を超える下げを見せ、ドル円も106円を


割り込みました。br>

金は買われ、安全通貨の円が独歩高の様相を見せています。


今週14−15日にはFOMCが開催されますが、ここでの利上げの可能性はぼ消えたと思われます。





敢えて最悪のシナリオを想定すれば、FOMCでは政策変更は見送られ、日銀も動けずに現状維持を決め、


さらにイギリスでEUからの離脱が決まる。


確率的には低いと思われますが、全く可能性がないというわけではありません。


現に、先週末のイギリスの調査会社の世論調査では「離脱派」が55%と、「慰留派」を上回ったと報道され、


ポンド円は3円ほど急落しました。


依然として、EUに留まっても、離脱しても、その差は僅かな差になりそうです。





こうなると、焦点は日銀の政策決定です。


ここのまま動かないという選択をするようだと、円高と株安が一気に進む可能性があります。


個人的には、市場期待もそれほど高まっていない中、追加緩和に踏み切ればそれなりの効果があるように


思い、心の一部には期待もあります。





一方で、多くの専門化が予想しているように、そう簡単には動きにくいというも事実です。


それは、実際問題として、どんな政策を実施するにかという点になると、簡単ではないからです。


マイナス金利の拡大は、金融機関の利益を圧迫するということにつながり、さらに深堀できるのか


という点では疑問が残ります。


また市場から国債を買い取る金額の増額にしても、三菱UFG銀行がプライマリー・ディーラーの


資格返上を考えていることが判明し、今後の国債消化や、将来の出口戦略に一石を投じています。


そう簡単に増額できるものでもありません。





このように、今週からは重要なイベントが多く、その結果が市場に大きな影響を与えることになります。


これまで以上に、資金管理を万全にし、慎重な対応が求められます。









■ 今週の注目材料 ■



6/13(月)

  • 中   中国 5月マネーサプライ
  • 中   中国 5月小売売上高
  • 中   中国 5月鉱工業生産  



  • 6/14(火)

  • 日   4月鉱工業生産(確定値)
  • 欧   ユーロ圏4月鉱工業生産
  • 英   英5月生産者物価指数
  • 英   英5月消費者物価指数
  • 米   5月小売売上高
  • 米   FOMC (15日まで)



  • 6/15(水)

  • 英   英5月雇用統計
  • 米   5月生産者物価指数
  • 米  6月NY連銀製造業景気指数
  • 米   5月鉱工業生産
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見



  • 6/16(木)

  • 豪   豪5月雇用統計
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ECB経済報告
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   5月消費者物価指数
  • 米   6月NAHB住宅市場指数



  • 6/17(金)

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   5月住宅着工件数
  • 米   5月建設許可件数
  • 加   カナダ5月消費者物価指数



  •  
    6/18(土)

     



    6/19(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。