今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/8〜12/12)



■ 今週のレンジ予想 ■

ドル/円  ・・・  90.00 〜 95.00
ユーロ/円 ・・・ 116.00 〜 123.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2300 〜 1.2900


先週は米景気後退を示す指標に事欠きませんでした。

ISM製造業景況指数36.2、非製造業景況指数37.3、自動車販売は

軒並み前年同月比を30〜40%を下回り、地区連銀の報告では

「全地域で景気は弱まった」との認識を示し、全米経済研究所(NBER)は

昨年12月から既に景気後退(リセッション)入りをしたことを「宣言」

しました。

そして極め付きは、週末のあの雇用統計でした。

確かにドル円のチャートでは上値が徐々に切下がってきており、頭の重い展開

にはなっていますが、思いのほか90円が近いようで遠い気がします。

市場参加者は米経済指標悪化を予め予想し、先回りをしてドル売りポジションを

メークし、悪材料にもかかわらず下げないドル円を見て、そこそこの水準で買い戻して

いる、そんなところではないでしょうか。

90−95円のレンジをどちらにも抜けきれない相場ですが、雇用環境がもう一段

下振れする可能性もあります。

通信大手AT&Tが今後大幅な人員削減を予定している他、金融、自動車などのセクター

が同様に雇用調整を行えば、今後2〜3ヶ月後の雇用統計に影響を与えることは

必至です。

また、先週一時2.5%台にまで急落した米長期金利は下落トレンドが続いており、

2%を割り込む可能性も指摘されています。

仮に今年一杯90〜95円のレンジが維持できたとしても、年明けから

もう一段の景気悪化と, それに伴う金利低下を背景にドル売りに傾くストーリーは

考えておかなければならないかも知れません。

■ 今週の注目材料 ■


12/8 (月)
  • 特に重要な経済指標はありません。
  • 12/9 (火)
  • 欧   12月独ZEW景気予測指数  
  • 12/10 (水)
  • 米   10月卸売上高
  • 12/11(木)
  • 欧   EU首脳会議(ブリュッセル)
  • 欧   ECB月例報告
  • 米   10月貿易収支
  • 12/12 (金)
  • 米  11月卸売物価指数
  • 米  11月小売売上高
  • 米  12月ミシガン大学消費者信頼感指数

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。