今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/20〜 6/24)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  95.00 〜 108.00
ユーロ/円 ・・・  112.00 〜 123.00
豪ドル/円 ・・・  72.00  〜 81.00
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先週はFOMCと日銀金融政策決定会合という重要イベントがあり、いずれも政策据え置きが決定され


円が主要通貨に対して大きく買われる結果になりました。


米国では、予想通りだったとはいえ利上げが見送られ見送られ、日本では追加緩和が見送られたことで、


投機筋が円買いを仕掛けたことから、ドル円は一気に103円台半ばまで売られました。


円は、対ドルだけではなく、ユーロ円は115円台に、ポンド円についても145円台まで円高が進み、


「円全面高」の展開でした。


ちょうどリーマンショク後の為替市場がこんな状況だったこと思いだします。





円が急騰したのは、その前に伏線として英国のEUからの離脱問題で、「離脱派」が優勢との世論調査


の結果がいくつも報告されたからでした。


もし、英国が本当にEUから離脱すればその影響は欧州だけに留まらず、米国にも影響がで、米国の


利上げを遅らせることになり、ドル売りにつながることになります。





また「リスク資産」である株式が大きく下落する可能性があり、株安から円が買われる展開も予想され、


EUからの離脱が決定されれば、円が一段と上昇することになりそうです。


その際の通貨当局の対応も、「市場介入」を含め注目されます。


円が急騰した際に、日銀が何も対策を取らないようだと、介入はないと判断され、円高に弾みがつくことも


想定されます。


ただ、週明けの東京市場では、前日に発表された世論調査で「残留支持派」が「離脱支持派」を上回った


と報じられたことで、これまでのポジションの巻き戻しが入り、円売りが進み、ドル円は104円台後半まで


上昇しました。


株価も日経平均は一時400円を超える上昇を見せるなど、リスクオフも一服です。





ただし、これでEUからの残留の可能性が高まったと判断するにはまだ時期尚早です。


現在は、世論調査の結果に一喜一憂している状況で、23日の投票の結果が判明するまでは、


「全く分からない」と考えるべきです。


どちらが勝っても「僅差」であり、現時点でも世論は真っ二つに分けれています。


従って、結果が判明するであろう24日の昼ごろまでは予断を許しません。


分かっていることは、どちらにしても相場は大きく変動するということだけです。


個人的には「離脱」が決まった場合の方がインパクトは大きいと予想しています。









■ 今週の注目材料 ■



6/20(月)

  • 日   5月貿易収支
  • 日   黒田日銀総裁講演
  • 独   独5月生産者物価指数
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演  



  • 6/21(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 日   4月鉱工業生産(確定値)
  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(4月27日、28日分)
  • 独   独6月ZEW景況感指数
  • 英  英5月財政収支
  • 英   英イングランド銀行臨時オペ
  • 米   イエレン・FRB議長議会証言(上院)



  • 6/22(水)

  • 欧   ユーロ圏6月消費者信頼感(速報値)
  • 米   5月中古住宅販売件数
  • 米   4月FHFA住宅価格指数
  • 米   イエレン・FRB議長議会証言(下院)
  • 米   パウエル・FRB理事講演
  • 加   カナダ4月小売売上高



  • 6/23(木)

  • 独   独6月製造業PMI(速報値)
  • 独   独6月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI(速報値)
  • 英   英国民投票
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   5月景気先行指標総合指数
  • 米   5月新築住宅販売件数
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   FRB、ストレステストの結果発表



  • 6/24(金)

  • 独   独6月IFO景況指数
  • 米   5月耐久財受注
  • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)



  •  
    6/18(土)

     



    6/19(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。