今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/11〜 7/15)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  98.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  110.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・  74.00  〜 78.00
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先週末のNY市場では、6月の雇用統計が市場予想を大きく超える18.7万人だったことから


ドルが買われて、ドル円は発表直後に101円30銭まで上昇しましたが、その後5月分が下方修正


されたことが判明すると、節目の100円を瞬間割り込み99円99銭までドルが売られています。


NYダウはこの日250ドル以上も上昇し、年初来高値を更新し、本来なら株高からリスクオンが


進み、円が売られる展開を想定できますが、結局100円台半ばでこの日の取引を終えています。





英国がEUを離脱した影響や、イタリアをはじめ欧州の銀行の不良債権問題など、リスクオフ材料が多く、


円の先高観が市場の趨勢になりつつあります。


また、上記雇用統計ではまずまずの内容を示しましたが、それでも米利上げ観測は盛り上がりません。


今月26−27日に行われる定例のFOMCでは、利上げ見送りがほぼ規定路線と見られています。


さらに9月のFOMCでの利上げもほぼゼロと見られており、もしこの通りだとすれば年内の利上げは


「せいぜい1回」が妥当という状況です。


この見通しも、市場参加者を「ドルが戻ったところを売りたい」という相場観にとどめている理由で、


ドル円の上値を抑える役割を担っています。





ドル円は先週末「追い風参考記録」程度ですが、100円割れを試しました。


これは6月24日に英国がEUからの離脱を決めた日以来の円高水準です。


まだ「定着」という状況にはなっていませんが、明確に100円を割り込み、政府日銀が無策を


決め込むようだと、100円が天井になり、90−100ンのレンジが形成されるリスクはあろうかと


思います。






昨日の参院選では自公が圧勝し、3分の2以上の議席を確保しました。


アベノミクスの再点火が始まるわけですが、今週には景気刺激先の内容や規模が明らかになるかも


しれません。


この動きを先取りする形で、週明けの日経平均株価は後場の時まり時点で500円を超える上昇を


見せています。


ドル円も呼応する格好で101円台前半までドル買い円売りが進んでいます。


株価はこのままいくと、今年最大の上げ幅を記録するかもしれません。


それでも、ドル円の反発は株価の上昇に比べると鈍いと言えます。





今週は14日にBOEの金融政策があり、ここで利下げが決定されることも予想されます。


カーニーBOE総裁は先週の講演で「近いうちに利下げが必要な状況になる可能性が高い」と述べて


いました。


これもどちらかと言えば円買いにつながると思われ、円の先高観は強いと言わざるを得ません。









■ 今週の注目材料 ■



7/11(月)

  • 米   6月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 加   カナダ6月住宅着工件数  



  • 7/12(火)

  • 独   独6月消費者物価指数(改定値)
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   タルーロ・FRB理事講演



  • 7/13(水)

  • 中   中国6月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産
  • 米   6月財政収支 
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 7/14(木)

  • 豪   豪6月雇用統計
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   6月生産者物価指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → ブラックロック、JPモルガン、



  • 7/15(金)

  • 中   中国 4−6月GDP
  • 中   中国 6月小売売上高
  • 中   中国 6月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏5月貿易収支
  • 米   6月小売売上高
  • 米   6月消費者物価指数
  • 米  7月NY連銀製造業景気指数
  • 米   6月鉱工業生産
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米  企業決算 → ウェルズ・ファーゴ、シティーグループ、USバンコープ
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



  •  
    7/16(土)

     



    7/17(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。