今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/18〜 7/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  102.00 〜 107.00
ユーロ/円 ・・・  114.00 〜 119.00
豪ドル/円 ・・・  78.00  〜 82.00
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先週1週間で、ドル円はほぼ6円も上昇しました。


100円割れから106円台前半までぼぼ一直線に上昇し、円は対ドルだけではなく、主要通貨全般に


対しても売られ、その前の週の「円全面高」から「円全面安」へ急転換したことになります。


EUの離脱を決めたイギリスの次期首相が混乱なく、早期に決まったことや、米国株が連日買われ、


史上高値を更新してきたことで、リスクオフが後退したことが背景でした。





米雇用統計も6月分は市場予想を大きく上回り、5月のそれは下方修正されましたが、雇用にも


安心感が出てきて、こちらも円売りにつながったようです。


ただ、このドル上昇のドライバーになったのは、あくまでもショート筋の買い戻しであり、新規で


ドルのロングを積み上げた向きは少ないものと思われます。





ドル円は今週月曜日には、トルコのクーデターの影響から104円台まで売られる場面もありましたが、


クーデターが未遂に終わったことから再び106円台に戻るなど、荒っぽい動きが続いています。


ドル円のボラティリティーは高水準で推移しており、ユーロドルがレンジ内取引で続いていることから、


ユーロをやめて、円に取引をシフトさせている関係者も多いと思われます。





ドル円の100円割れの可能性もやや後退してはいますが、そうは言っても、上述のように、ショート


カバーの買い戻しがメインであり、本格的なドル買いセンチメントではないと思います。


米株高も、それ程買う根拠があって上昇しているとも思えません。


7日連騰のNYダウが下げに転じれば、ドル円も103円台まで値を下げて来る可能性もあると思っています。





足元の動きでは、確かにドルが底堅い動きを見せてはいます。ただ、105−110円のレンジを形成するには


まだ材料が足りません。


来週の日銀決定会合で、予想外の追加緩和が実施されるとか、あるいは今月末までには発表される、


経済対策の規模が、予想以上に大きく、しかも内容を伴ったものであるなど、円売り材料が必要です。





今週は100−105円のレンジに戻るのか、あるいは105円を中心に上下2円ほどのレンジを形成するのか


見極める必要があります。


言えることはどちらにせよ、ボラの高い取引が続き、値幅もそこそこ見込まれるということです。


ポジションは軽めにし、フットワークを良くして動くしかありません。









■ 今週の注目材料 ■



7/18(月)

  • 日 東京市場休場(海の日)
  • 米   7月NAHB住宅市場指数
  • 米  企業決算 → バンク・オブ・アメリカ、IBM、ヤフー、ネットフリックス  



  • 7/19(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 独   独7月ZEW景況感指数
  • 英   英6月消費者物価指数
  • 米   6月住宅着工件数
  • 米   6月建設許可件数
  • 米   IMF世界経済見通し改訂版
  • 米  企業決算 → ゴールドマン、ジョンソン&ジョンソン、マイクロソフト



  • 7/20(水)

  • 独   独6月生産者物価指数
  • 独   独7月ZEW景況感指数
  • 英   英6月雇用統計
  • 米  企業決算 → モルガンスタンレー、アメックス、インテル



  • 7/21(木)

  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 英   英6月小売売上高
  • 英  英6月財政収支
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   5月FHFA住宅価格指数
  • 米   6月中古住宅販売件数
  • 米   6月景気先行総合指数
  • 米  企業決算 →ブラックストーン、スターバックス、VISA、GM



  • 7/22(金)

  • 独   独7月製造業PMI(速報値)
  • 独   独7月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
  • 加   カナダ6月消費者物価指数
  • 加   カナダ5月小売売上高



  •  
    7/16(土)

  • 中   G20(成都)  



  • 7/17(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。