今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/25〜 7/29)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  103.00 〜 108.00
ユーロ/円 ・・・  114.00 〜 119.00
豪ドル/円 ・・・  77.00  〜 82.00
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「Brexit」で100円を割り込んだドル円はその後ほぼ連日上昇を続けてきましたが、先週の木曜日


にようやく大きく反落し、105円台までドルが売られました。


黒田総裁の「ヘリコプターマネーは必要性もないし、可能性もない」とのコメントが伝えられたことが


きっかけです。


ただこのインタビューは6月16日に収録されたものをBBCが放送したもので、バーナンキ前FRB議長


が黒田総裁と会談したこととは無関係と思われます。





焦点は今週末の日銀金融政策決定会合です。


ここで何らかの追加緩和が実施されるのかどうかが、今後の相場展開に大きな意味を持つからです。


先週末から中国の成都で開催された「G20」では、追加緩和について黒田総裁はこれまでの言い方を


踏襲していましたが、若干ニュアンスも変わったのかと思わせる発言を行っています。





「中央銀行が金融を緩和している状況下で政府が財政政策を活用すれば、景気に対する効果は大きい」と述べ、


来週にも発表される政府の経済対策に足並みを合わせるかと思わせるような発言を行っています。


ブルームバーグの調査でも、アンケートに答えた78%のエコノミストは今週末の会合での緩和を


予想していることが判明しています。





今回の会合で日銀の追加緩和の予想している背景は、日銀が目標として掲げる2%の物価上昇は最早


非常に難しい状況になっており、このまま放置しておくと、消費者の間に「物価は上がらない」という


意識が定着してしまうことにもなりかねません。


また、年初来続いてる円高傾向も100円割れでは一旦下げどまりましたが、まだ予断を許しません。





このような理由を背景に追加緩和に踏み切る可能性がこれまでになく高まっていますが、一方でもし何も


しなかった場合のリスクも当然高いと見られます。


4月の会合では、もり上がっ期待にも関わらず見送られたことから、急激に円高と株安が進んだことは


まだ記憶に残っています。





26−27日には米国でFOMCが開催され、こちらはこれまでになく「ノーマーク」です。


市場は「政策変更はない」との見方で一致していますが、こうなると9月のFOMCでの利上げの可能性に


注目が集まります。


イギリスのEU離脱の影響は限定的でしたが、先週の「G20」では、その影響を避けるよう各国が


協調する姿勢が改めて求められました。


FOMCで、この影響は米国にとって限定的だといった文言が盛り込まれるようだと、9月に向けて


利上げ準備を行っていくと見られ、ドル高に振れることも想定されます。


いずれにしても、今週も値幅を伴って大きく動くことになりそうです。









■ 今週の注目材料 ■



7/25(月)

  • 日   6月貿易収支
  • 独   独7月IFO景況指数  



  • 7/26(火)

  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   7月消費者信頼感指数
  • 米   6月新築住宅販売件数
  • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   FOMC(27日まで)
  • 米  企業決算 → アップル、デュポン、3M、ツイッター



  • 7/27(水)

  • 豪   豪第2四半期消費者物価指数
  • 中   中国 6月工業生産
  • 英   英4−6月期GDP(速報値)
  • 米   6月耐久財受注
  • 米   6月中古住宅販売成約指数
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米  企業決算 → コカコーラ、ボーイング、フェイスブック



  • 7/28(木)

  • 独   独7月雇用統計
  • 独   独7月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(確報値)
  • 欧   企業決算 → クレディ・スイス、BNPパリバ、VW、ルノー
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米  企業決算 → フォード、アルファベット、アマゾン



  • 7/29(金)

  • 豪   豪第2四半期生産者物価指数
  • 日   6月消費者物価指数
  • 日   6月失業率
  • 日   6月鉱工業生産
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 欧   仏4−6月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4−6月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月失業率
  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   企業決算 → バークレーズ、UBS、ミタル
  • 米   4−6月GDP(速報値)
  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  •  
    7/30(土)

     



    7/31(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。