今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/8〜 8/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 99.00 〜 104.00
ユーロ/円 ・・・  110.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・  74.00  〜 78.00
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7月の日銀金融会合の結果を受け、円高基調で始まった先週でしたが、結局100円割れは回避でき


週末の7月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想の18万人を上回る、25.5万人だった


ことで、ドルが買われ、102円07銭までドル高が進みました。


雇用者数は6月分も上方修正され、こちらは29.2万人と、昨年10月以来の高水準でした。


年内の利上げ観測がやや高まったことから、債券は売られ、長期金利は1.58%台まで上昇して


います。





ただそれでも9月利上げ観測の高まりにはつながらず、引き続ドル上値が重い展開が続いています。。


米株価が大きく上昇し、S&P500とナスダック指数はともに最高値を更新しました。


7月4日に一足先に史上最高値を更新し、その後調整局面入りしたNYダウも再び最高値までは50ドル


余りに迫っています。


このように、ドル高材料が整ったにも関わらず、ドルの上値が限定的です。





これは、良好な雇用統計を受け年内の利上げ観測が高まったとはいえ、直近9月のFOMCでの利上げには


結びついてはいないということが理由かと思います。





先週末の雇用統計を受けても利上げは「年内1回がいいところ」という見方が市場のコンセンサスに


なっているということです。


7月の日銀会合では、市場の期待値が高かったにも関わらず、ETFの購入額を増額したに留まり、


小粒な緩和策の決定で市場に「失望感」が漂いました。


期待された円安効果はなく、さらに米利上げが遠のいている現状では、ドルの上昇になかなか勢いが


つきません。





今週は中国の経済指標が多く発表されるほか、金曜日のミシガン大学消費者マインドが重要ですが、


それ以外は市場を大きく動かすほどの材料は見あたりません。


11日は日本も「山の日」で祝日です。


市場も今週から来週にかけてはどうやら「夏休みモード」に入るものと思われます。


ただ、それでも103円超えずに、100−102円台でドル円が推移しているようだと、何かの


きっかけで100円割れを試す可能性があります。





ドル円のボラティリティーもやや低下してきましたが、それでも例年の夏場に比べると高水準です。


「夏休みモード」とはいえ、ある程度の値動きがあるとの前提で考えておく必要があろうかと


思います。


足元のトレンドはまだ、ドルの上値は重く「下落トレンド」を継続中と見ていいと思われます。


ただし、103円を上回るようだと、例によって「ストップロスのドル買い」が相場を押し上げる


可能性もあるため、想定外の上値もあるかもしれません。









■ 今週の注目材料 ■



8/8(月)

  • 日   6月国際収支
  • 日   7月景気ウオッチャー調査
  • 中   中国 7月貿易収支
  • 独   独6月鉱工業生産
  • 米   7月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 加   カナダ6月建設許可件数  



  • 8/9(火)

  • 中   中国 7月消費者物価指数
  • 中   中国 7月生産者物価指数
  • 独   独6月貿易収支
  • 英   英6月鉱工業生産
  • 英   英6月貿易収支
  • 加   カナダ7月住宅着工件数



  • 8/10(水)

  • 米   7月財政収支



  • 8/11(木)

  • 日 東京市場休場(山の日)
  • 米   新規失業保険申請件数 



  • 8/12(金)

  • 中   中国 7月工業生産
  • 中   中国 7月小売売上高
  • 独   独4−6月期GDP(速報値)
  • 独   独7月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏4−6月期GDP(改定値)
  • 欧   ユーロ圏6月鉱工業生産
  • 米   7月小売売上高
  • 米   7月生産者物価指数
  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)



  •  
    8/13(土)

     



    8/14(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。