今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/22〜 8/26)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 99.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  110.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・  75.00  〜 78.50
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先週のドル円はほぼ100円を巡る攻防だったと言えます。


米利上げ観測の時期を巡る報道から、9月の利上げの可能性が意識されるとドルが買われ、FOMC議事録


の内容で、利上げの可能性が低下するとドルが売られる展開でした。


明確な方向感がない中、「利上げ」がキーワードに成っており、今週もこの傾向は続くものと思われます。





そんな中でも、WTI原油価格は7営業日続伸し、48ドル台まで続伸するなど米景気を取り巻く外部環境は


決して悪くはありません。


利上げを阻む要因の一つは排除できたと考えられます。


サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁も先週19日の講演で「国内経済が力強く、勢いもあることから、


できれば割合早い時期に緩やかな利上げペースに戻ることが理にかなう」(ブルームバーグ)と述べています。


また、フィッシャーFRB副議長も年内1回の利上げの可能性を示唆しています。





このように、FOMCメンバーの発言からは、最低でも年内1回の利上げは行いたいとの思惑は見えて


きますが、市場の見方はそれ程強気ではありません。


12月の利上げの確率はまだ50%を下回ったままです。


9月の確率にいたっては20%未満です。


FRBとしても、このあたりを何とかしたいのではないでしょうか。


そのため、利上げには前向きな発言が相次ぎ、市場へのメッセージとも取れなくありません。





注目は週末26日のイエレン議長の講演です。


FOMCメンバーの中でも利上げに関しては意見が分かれていることが判明しています。


ここでイエレン議長が9月利上げに言及すれば、これは「サプライズ」でしょう。


9月利上げの確率が一気に上昇し、方向感のないドル円にも影響を与えると見られます。


また、そうなるとイエレン議長にも近いとされるダドリーNY連銀総裁の発言とも足並みが揃ってきます。





足元のドル円は100円を挟んで上下していますが、明確な方向感はありません。


イエレン議長の発言が、このもみ合いから抜け出るドライバーになると思われますが、利上げに慎重なら


100円を大きく割り込んだくることも想定されます。


もっとも、その場合には9月20−21日の日銀会合が注目されることになります。


日銀は9月会合で、これまでの緩和策の効果を検証すると明言しており、マイナス金利だけが残り


株価が低迷し、円安にも振れない現状をどのように総括するのか、こちらもいつも以上に注目されます。


20日付けの産経新聞の取材では、「追加緩和の余地はある」と黒田総裁は語っており、安倍首相の


ブレーンの一人でもあった本田前内閣官房参与も「日銀は9月にも大胆な行動を取る」と予想しています。


緩和観測が高まった割には、小粒で終わった7月の日銀会合のようなことにはならなければいいなと


思います。









■ 今週の注目材料 ■



8/22(月)

  • 加   カナダ6月卸売売上高



  • 8/23(火)

  • 日   黒田総裁がFintechフォーラムで挨拶
  • 独   独8月製造業PMI(速報値)
  • 独   独8月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(速報値)
  • 米   7月新築住宅販売件数
  • 米   8月リッチモンド連銀製造業指数



  • 8/24(水)

  • 独   独4−6月期GDP(改定値)
  • 独   独8月IFO景況指数
  • 米   6月FHFA住宅価格指数
  • 米   7月中古住宅販売件数



  • 8/25(木)

  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7月耐久財受注



  • 8/26(金)

  • 欧   ユーロ圏7月マネーサプライ
  • 英   英4−6月期GDP(改定値)
  • 日   7月消費者物価指数
  • 米   4−6月GDP(改定値)
  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 米   イエレン議長講演



  •  
    8/27(土)

  • 中   中国 7月工業利益  



  • 8/28(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。