今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/29〜 9/2)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 100.00 〜 103.50
ユーロ/円 ・・・  111.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・  75.00  〜 78.50
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「労働市場の堅調さが続いていることや、経済活動とインフレに対する当局の見通しを考慮すると、


フェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠はここ数カ月で強まったと考えられる」イエレン議長は


講演でこう述べました。


また、米経済は完全雇用という金融当局の目標に「近づきつつある」とも指摘しています。(ブルームバーグ)





このように、先週末のジャクソンホールでの講演でイエレン議長は、利上げの環境が整ったとの認識を


示しました。


ただ、利上げの時期に関しては言及しなかったため、直後にはドルが売られ、ドル円は100円06銭まで


落とされる場面もありましたが、そこから102円近辺まで再び上昇した原動力は、フィッシャー副議長の


発言でした。





それまでにも利上げには前向きな発言を行ってはいましたが、この日は「9月を含め、年2回の利上げ」


にも言及したことがドルを押し上げました。


これで、「9月利上げもあり得る」と発言した、ダドリーNY連銀総裁とともの、FOMCの主要3人が


足並みを揃えたことになります。





NY連銀総裁は他の地区連銀総裁と異なり、常にFOMCでの投票権を有しています。


また、会合では副議長を兼務することになっており、いわばナンバー2かナンバー3の立場にいます。


講演を終えた3人のスナップ写真が公開されていましたが、イエレン議長を真ん中に、左右を守るようなに


フィッシャー副議長と、ダドリーNY連銀総裁がラフな格好で会話をしていました。


片手にはビールとおぼしき飲み物を持ち、何かほっとした雰囲気をかもし出しています。





これで、米利上げは12月がかなり確実になり、来月の利上げも今週末の雇用統計次第では可能性も


あり得る状況になってきました。


昨年12月に約10年ぶりの利上げを実施し、これでようやく政策金利を政策手段に使える道筋が


つきそうな状況になってきました。





ただ、ドル円は週明けには102円台前半までは買われていますが、上昇のスピードは速くはありません。


市場はまだドルの本格的な上昇には懐疑的だと見られます。


今週末の雇用統計が予想を上回り、さらに9月の会合で日銀による追加緩和などの援護射撃があって


初めて、ドル上昇へのステップが踏み出せるのではないかと思います。


100円割れが遠のいた格好ですが、まだ戻りを売りたいとする市場関係者は多いものと思われます。









■ 今週の注目材料 ■



8/29(月)

  • 英   ロンドン市場休場(サマーバンクホリデー)
  • 米   7月個人所得
  • 米   7月個人支出
  • 米   7月PCEコアデフレーター



  • 8/30(火)

  • 豪   豪7月住宅建設許可
  • 日   7月失業率
  • 独   独8月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(確報値)
  • 米   6月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   8月消費者信頼感指数



  • 8/31(水)

  • 日   7月鉱工業生産
  • 独   独8月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏7月失業率
  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月ADP雇用者数
  • 米   8月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   7月中古住宅販売成約指数
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
  • 加   カナダ6月GDP
  • 加   カナダ4−6月期GDP



  • 9/1(木)

  • 豪   豪7月小売売上高
  • 中   中国 8月製造業PMI
  • 中   中国 8月非製造業PMI
  • 中   中国 8月財新製造業PMI
  • 英   英8月製造業PMI
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月ISM製造業景況指数
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演



  • 9/2(金)

  • 欧   ユーロ圏7月生産者物価指数
  • 米   8月雇用統計
  • 米   7月貿易収支
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 加   カナダ7月貿易収支



  •  
    9/3(土)

     



    9/4(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。