今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(9/12〜 9/16)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 101.00 〜 104.00
ユーロ/円 ・・・  113.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・  75.00  〜 79.00
====================================================================================




相変わらず為替市場、とりわけドル円は米利上げを巡る思惑で上下しています。


一連の「タカ派発言」で104円台に乗せたと思いきや、ISM製造業やサービス業指数が予想を


下回ると、利上げ観測が後退し、101円台前半までドル安が進むなど、市場は落ち着きどころを探し


右往左往している状況です。


先週末は、「ハト派」の代表格のローゼングレン・ボストン連銀総裁が早期の利上げに前向きな発言を


行ったことで、株式と債券が売られ、米金利の上昇にドル円は103円台に乗せる場面もありましたが、


株価の大幅下落に上昇を抑えられ、結局102円台半ばへと押し戻されています。





週明けの東京市場でも株価の下落が重石となっており、ドル円は上値の重い展開が続いています。


来週20−21日に行われるFOMCで利上げが決められる可能性はそれ程高くはありません。br>

それにも関わらず、地区連銀などFOMCメンバーがタカ派的な発言を行うとドルが買われ、反対に


ハト派的な発言にはドル売りで反応するという神経質な展開が続いています。





個人的にも9月利上げはないと予想していますが、問題は年内に1回利上げができるのかどうかです。


足元の雇用状況からすると、年1回は十分可能だろうと思いますし、これまでの一連の主要メンバー


による発言も、この点を意識した発言かと思います。


FRBとしても、金融政策の有効性を確保するためには早期利上げに持っていきたいのは想像に難くは


ありません。


従って、これまでの足並みを揃えた発言も、市場の見方を軌道修正する目的で行ったものと考えれば、


がてんもいきます。


米経済は9月に利上げが出来る程良好ではないものの、年内の利上げを排除するほど悪くもないという


ことです。





今週は14日に8月の小売売上高が発表されます。


ここで、内容が悪ければさらに利上げ観測が後退しドル売りにつながることも想定され、内容が良かったら


さらに米長期金利が上昇し、ドル円をサポートすることになる可能性があります。


ただその場合でも先週末のように、株価が大きく崩れるようなことになると、ドル円の上昇も限定されると


見られます。





9月のFOMCで利上げが見送られ、さらに日銀会合でも政策変更が見送られた場合、ドル円は再び


100円割れを試す展開になると見ていますが、まだ足元の動きを見ると上値よりも下値のリスク


の方が高いと言わざるを得ません。


ここは小まめに、利益が取れるものは確実に取っておくことが肝要です。












■ 今週の注目材料 ■



9/12(月)

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演



  • 9/13(火)

  • 中   中国 8月工業生産
  • 中   中国 8月小売売上高
  • 独   独9月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏9月ZEW景況感調査
  • 英  英8月物価統計
  • 米   8月財政収支



  • 9/14(水)

  • 日   7月鉱工業生産(確定値)
  • 欧   ユーロ圏7月鉱工業生産
  • 英   英8月雇用統計



  • 9/15(木)

  • 豪   豪8月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏7月貿易収支
  • 英   英8月小売売上高
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   8月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月生産者物価指数
  • 米  9月NY連銀製造業景気指数
  • 米   8月鉱工業生産



  • 9/16(金)

  • 米   8月消費者物価指数
  • 米   9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)



  •  
    9/17(土)

     



    9/18(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。