今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/15〜12/19)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  85.00 〜 92.00
ユーロ/円 ・・・ 116.00 〜 124.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3000 〜 1.3900


今年一年の相場を振り返るにはやや早い気もするが、先週末のドル円が今年の

円の最高値を一気に超えてこともあり、ここで振り返ってみたいと思います。

基本的には一年を通して「円高」が進み、右肩下がりの相場が続いてが、

3月17日に95円77銭までドルが売り込まれましたが、その後

8月15日に110円65銭のを付けるまでの五ヶ月間はドル高/円安が進みました。

その後、ドルは下げに転じ、

10月の90円87銭と先週末の88円10銭までは戻りを完璧に抑えられ

ドルの上値がきり下がる展開が続きました。

やはり9月15日の「リーマン・ブラザース」の破綻が大きなきっかけとなり、

金融危機が表面化し、米経済が急速に景気後退に陥り、そのの影響が欧州をはじめ

新興国にも広がり世界同時不況へと突入していったわけです。

「リーマン破綻前」と「破綻後」では金融を取り巻く環境は一変し、ドル安も

このあたりから加速したと言えます。

米ビッグ・スリー問題が目先の重要な課題であることはもちろんですが、

テクニカル的にみてもドルの戻りは限定的であろうと思います。

金融、自動車、IT,化学、など今後更にリストラを加速さえる計画で、特に後者の

業界では川下の部品メーカーなどにもその影響が心配されます。

このため、米失業率は早晩8%台に載せ、もう一段の景気後退は避けられない

見通しです。

今日から予定されているFOMCでは、0.5%以上の追加利下げがかなり

有力視されており、一部には0.75%の予想もあります。

これをきっかけに再びドルが下落傾向を強めるというストーリーが、一番現実的

であろうと思います。


今週はFOMCだけではなく、16日〜17日にかけてのゴールドマン、モルガン・スタンレーの

決算発表にも注目したいと思います。

前四半期決算から収益が伸びているのか、仮に赤字であっても、赤字幅は縮小しているのどうか?

今後の米金融機関の収益回復力を占う上で注目されます。

■ 今週の注目材料 ■


12/15(月)

 
  • 日   日銀短観  
  • 米   12月NY連銀製造業景気指数  
  • 米   11月鉱工業生産
  • 12/16(火)

  • 米   11月消費者物価指数
  • 米   11月住宅着工件数 
  • 米   9−11月決算期 ゴールドマン・サックス
  • 12/17 (水)

  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数
  • 欧   独ifo景況指数
  • 米   9−11月決算期 モルガン・スタンレー
  • 12/18(木)

  • 日   日銀金融政策決定会合(19日まで)
  • 米   12月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   11月景気先行指数
  • 12/19(金)

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。