今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/3〜 10/7)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 99.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  110.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・  75.00  〜 79.00
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100円ー105円というか、100円−103円のレンジがなかなか抜けず、もみ合いが続いている


ドル円です。


先月の日米両中銀の金融政策をきっかけに、どちらかに抜けるのではと期待していたものの、結局は


さらに混迷が深まり、相場の方向性が見えなくなっている状況です。


その中でも、個人的には依然として方向性は下向きだと考えていますが、その根拠は「日足」


の一目均衡表です。





ここでは依然として「雲」がローソク足の上で推移しており、ドルの上昇を抑える形になっています。


現時点では103円台半ばをしっかりと抜ければ、「雲抜け」を完成させますが、その時点までは


トレンドを下方に見ています。


100円台前半が抜けないため、上の方で売ったドルもこの水準では買い戻しに入る流れが続いており、


ある程度レンジ相場と割りきれば「回転」が効いている状況と言えます。





今週は、本日にはISM製造業景況指数が発表され、5日にはADP雇用者数、さらに7日には


雇用統計が発表され、材料には事欠きません。


特に雇用統計は相場へのインパクトが最も大きく、結果次第ではどちらにも大きく振れる可能性があります。


9月の雇用統計ではNFP(非農業部門雇用者数)は17.5万人と予想されており、多くのエコノミストも、


「堅調に推移するだろう」と見ています。


ただこの指標は最も相場へのインパクトがあると同時に、最も予想と結果がブレルことでも知られています。


基本的には前月の数字が、翌月の第一金曜日(第2金曜日もケースもありますが)に発表されるという


速報性があるため、止む得ない部分もあります。





今年の同指標を振り返ってみても、5月のそれは市場予想を大きく下回る2.4万人だったのに対して、


6月と7月は逆に、予想を上回る27万人を超えています。


そして先月は15.1万人と、かなりのばらつきがあります。


速報値だけに、ほぼ予想と大きく乖離すると考えていいのかもしれません。


従って、もし予想を大きく下回った場合には、12月利上げ観測にも影響を与えそうです。





今週最も重要な指標は雇用統計ですが、全般を通じては原油価格の動向に加え、株価の行方、さらには


ドイツ銀行の米司法省との制裁金の落ち着きどころも重要な材料になります。


事実先週末には、この金額が当初予想よりも低い金額で合意されるとの報道で、リスクオフが後退し、


ドル高、株高、債券安が進んだ経緯があります。


上で述べたように、100円−103円のレンジが切れるまでは、ある程度は回転を効かせて売買するほうが


ベターかもしれません。


また今週もFOMCメンバーによる講演が多く予定されていますので、


こちらにも注意が必要です。












■ 今週の注目材料 ■



10/3(月)

  • 日   9月日銀短観
  • 欧   ユーロ圏9月製造業PMI(改定値)
  • 英   英9月製造業PMI
  • 米   9月ISM製造業景況指数



  • 10/4(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 豪   豪9月住宅建設許可
  • 日   9月マネタリーベース
  • 日  9月消費動向調査
  • 欧   ユーロ圏8月生産者物価指数
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



  • 10/5(水)

  • 豪   豪8月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏11月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏8月小売売上高
  • 英   英9月サービス業PMI
  • 米   9月ADP雇用者数
  • 米   8月貿易収支
  • 米   9月ISM非製造業景況指数
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 加   カナダ8月貿易収支



  • 10/6(木)

  • 豪   豪8月貿易収支
  • 欧   ECB議事要旨
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   G20(ワシントン)
  • 加   カナダ8月建設許可件数




  • 日   8月景気動向指数
  • 中   中国 9月外貨準備高
  • 独   独8月鉱工業生産
  • 英   英8月鉱工業生産
  • 英   英10月貿易収支
  • 米   8月雇用統計
  • 米   8月消費者信用残高
  • 米   IMF・世銀年次総会
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演
  • 加   カナダ9月失業率



  •  
    10/8(土)

  • 中   中国 9月財新サービス業PMI
  • 中   中国 9月財新コンポジットPMI  



  • 10/9(日)

  • 米  大統領選、候補者の第2回テレビ討論会(セントルイス)




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。