今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/17〜 10/21)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 102.50 〜 106.00
ユーロ/円 ・・・  112.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・  77.00  〜 81.00
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先週はこれまでの流れとやや異なり、ドルが上昇し、対円では104円63銭辺りまで上昇しました。


米国の長期金利が上昇し、さらにWTI原油価格も51ドル台まで急伸するなど、「リスクオン」が


やや強まった結果です。


ただ、その割には株価の方は日米共に一進一退で、明確な方向性を持って動いたわけではありません。


依然として12月利上げを嫌って、上値の重い展開が続いており、ダウは1万8000円台前半で


もみ合い、日経平均株価の方も1万6500円〜1万7000円で方向感はありません。





このようは状況の中、今週のドル円は上値を試す展開が続くと予想します。


先週末の米国の10年債利回りは1.80%に迫る水準まで上昇し、ドル高をサポートしています。


このレベルは今年5月末以来の高水準で、債券市場は徐々に12月利上げを織り込んで来たと考えられます。


ただこの先2%に向うのかどうかは判然としません。


個人的には、ここからさらに金利が上昇するには、12月利上げが確実になるだけではなく、2017年の


利上げ見通しも強気になる必要があると思います。


「来年は3回の利上げが見込める」といった見方ですが、それには今後とも雇用を含めた良好な経済


指標が不可欠で、それをベースに「タカ派発言」が続くことが必要です。





今週は米国では住宅関連の指標が多く発表されますが、注目されるのは19日(水)に行われる第3回の


テレビ討論会でトランプ候補がどこまで劣勢を巻き返せるかという点です。


今回が最後の直接対決です。


さすがのトランプ候補も、これまでのように中傷合戦だけでは勝ち目はなく、起死回生を図りたいところでしょう。


米メディアはトランプ候補が勝つ可能性は極めて低いものの、「ないわけではない」との見方が一般的です、


大統領選もいよいよ大詰めとなり、11月8日には第45代アメリカ大統領が決まることになります。





今週はもう一つ注目すべきイベントがあります。


20日のECB政策金利の発表です。


先週には量的緩和の継続を止め、テーパリングを行うのではないかとの観測も出て、久しぶりにユーロに注目が


集まりました。


テーパリングはないとしても、来年3月までの期限である量的緩和を延長するのかどうかが注目されます。


足元のユーロドルは約2カ月ぶりに1.10の大台を割り込んでいます。


このまま1.0を目座すようなら、市場は量的緩和の継続と読んでいることになりますが、そもそもドル高が


進んでいることがユーロ安の背景にもなっているため、まだ政策変更は読みきれていません。


理事会後のドラギ総裁の会見も注目です。





ドル円は105円が上抜けできるのかどうかが焦点です。


この水準を抜ければ、場合によっては107円台程度までのドル高もありそうな雰囲気です。


ここから年末にかけて、105−110円の新たなレンジを形成できるのか、あるいは100−105円


のレンジが維持されるのか、分岐路に差し掛かっていると言えます。












■ 今週の注目材料 ■



10/17(月)

  • 日   8月鉱工業生産(確定値)
  • 日 日銀支店長会議
  • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(改定値)
  • 米  10月NY連銀製造業景気指数
  • 米   9月鉱工業生産
  • 米  企業決算 → IBM、BOA、ネットフリックス



  • 10/18(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 英  英9月物価統計
  • 米   9月消費者物価指数
  • 米   10月NAHB住宅市場指数
  • 米  企業決算 → ゴールドマンサックス、ブラックロック、ジョンソン&ジョンソン、インテル



  • 10/19(水)

  • 中   中国 7−9月GDP
  • 中   中国 9月小売売上高
  • 中   中国 9月鉱工業生産
  • 英   英9月雇用統計
  • 米   9月住宅着工件数
  • 米   9月建設許可件数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   大統領候補の第3回テレビ討論会(ラスベガス)
  • 米  企業決算 → モルガンスタンレー、アメックス、eベイ
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 10/20(木)

  • 豪   豪9月雇用統計
  • 独   独9月生産者物価指数
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 英   英9月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   9月中古住宅販売件数
  • 米   9月景気先行総合指数
  • 米  企業決算 →  ベライゾン、マイクロソフト




  • 日   黒田日銀総裁挨拶(全国信用組合大会)
  • 欧   ユーロ圏10月消費者信頼感(速報値)
  • 英  英9月財政収支
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → GE、マクドナルド
  • 加   カナダ8月小売売上高
  • 加   カナダ9月消費者物価指数



  •  
    10/22(土)

     



    10/23(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。