今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/24〜 10/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 102.00 〜 105.50
ユーロ/円 ・・・  110・00 〜 115.00
豪ドル/円 ・・・  77.00  〜 81.00
====================================================================================




ドル円はこのところ103円〜104円台前半でもみ合っています。


米国の年内利上げはおそらく12月のFOMCで決定されると思われますが、それでも昨年12月に


予想された「年4回の利上げ」からは大きく後退しています。


株価が安定し、原油価格も先週には51ドル台まで買われるなど、円を取り巻く外部環境は好転して


います。


また、長期金利の方も、足元では1.73%台ですが、一時は1.80%台に乗せるなど、ドルには追い風
br>
となっており、1.35%台まで急低下した7月ごろとは様相が異なります。


このように、ドルが反転する環境が整いつつあるにも拘らず、ドル円の上値は重く、特に104円台


半ばより上値は、近くて遠い印象です。





これにはいくつか理由が考えられますが、テクニカルでは104円台前半に重要な移動平均線の一つである


「120日線」があり、これが機能しているからです。


もっとも、この移動平均線は、もししっかりと上抜け出きれば、今度はドルが下がった時のサポートとなり、


ドルを支える役割をします。


従って、ここを明確に超えられるかどうかが焦点です。





また、104円近辺ではドルル売り意欲が強く、特に実需のドル売りが出やすい水準だと考えられます。


輸出企業の社内レートは多くの企業で105円前後が多いことから、105円に近づくと予約を持ち込むという


構図です。


これも反対に、しっかりと105円を超えることが出来れば、慌てず、余裕を持ってレートを見れるように


なり、ドル売り予約を延ばすことにもつながります。





なかなかな思っているように動かないこのところの相場ですが、この傾向は今年を通じて言えることです。


年末に向って、102−105円のレンジがどのように修正されていくのかが、来年の相場展開にも影響して


来ます。


今週は週末に米国の7−9月期GDPが発表されます。


第1、第2四半期ともに2%の大台には届かず、米景気の勢いが今一であることを物語っていました。


今回は2.5%と、事前予想はかなり高めの見立てです。


仮にこの通りだとすれば、利上げ観測にははプラスに働くと思われます。


もみ合いが続いてますが、これを契機にレンジブレイクになることも考えられ、とにかく動いて欲しい


と願っています。





ユーロドルが1.08台半ばまで下落しており、6月24日のBrexit時の安値を抜いてきました。


この水準は3月以来、約7カ月半ぶりです。


ECBが長期の量的緩和を維持するとの見方があり、さらに1.1を割り込んできたことから、市場参加者の


相場観も急速にユーロ安に傾いて来ました。


突っ込み売りは避けたいところですが、戻る売りの基調は維持されそうです。












■ 今週の注目材料 ■



10/24(月)

  • 日   9月貿易収支
  • 独   独10月製造業PMI(速報値)
  • 独   独10月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(速報値)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   パウエル・FRB理事講演



  • 10/25(火)

  • 独   独10月IFO景況指数
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   8月FHFA住宅価格指数
  • 米   8月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   10月消費者信頼感指数
  • 米   10月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → キャタピラー、P&G,3M,アップル、AT&T



  • 10/26(水)

  • 豪   豪第3四半期消費者物価指数
  • 米   9月新築住宅販売件数
  • 米  企業決算 → コカコーラ、ボーイング、テスラ



  • 10/27(木)

  • 欧   ユーロ圏9月マネーサプライ
  • 英   英7−9月期GDP(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   9月耐久財受注
  • 米   9月中古住宅販売成約指数
  • 米  企業決算 → ツイッター、アルファベット、アマゾン




  • 豪   豪第3四半期生産者物価指数
  • 日   9月消費者物価指数
  • 日   9月失業率
  • 独   独10月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月景況感指数
  • 欧   企業決算 → UBS、BNPパリバ、RBS
  • 米   7−9月GDP(速報値)
  • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 米  企業決算 → エクソンモービル、マスターカード



  •  
    10/29(土)

     



    10/30(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。