今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/31〜 11/4)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 103.00 〜 107.00
ユーロ/円 ・・・  112・00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・  78.00  〜 81.50
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先週末のNY市場でドル円はついに105円台に乗せ、105円台半ばまでドル高が進行しました。


テクニカルから見たドル高傾向に加え、ファンダメンタルズでも第3四半期のGDPが予想を上回る


2.9%となるなど、12月利上げへの環境が整ってきたとの認識が高まっています。


金利先物から想定できる利上げ確率も80%に近い確率まで上昇しており、市場は徐々に利上げへの


カウントダウンを行う状況になってきました。





そんな中、想定外のニュースが飛び込んできて相場をかく乱させています。


FBIが、クリントン氏が国務長官時代に不正なメールを行ったことを再調査すると発表しました。


このニュースが出るや、株価は下げ、ドル円は約1円も高値から下落しており、クリントン候補の支持率の


低下が即、リスクオフにつながることを暗示する動きとなっています。





今後のFBIの捜査を見守るしかありませんが、週明けの本日のNY市場で、為替と株価がどのような反応を


見せるのかを確認する必要があります。


個人的には大きな問題に発展する可能性は低いと見ていますが、大統領選まであと1週間あまりとなり、


タイミングとしては「絶妙」だと感じている人は多いのではないでしょうか。


もし、クリントン氏が敗れるようなことになると、市場は「Brexit」の再来となり、相当混乱する


ことになります。





上記私的メール問題が大きな問題にはならないとすれば、ドル円は底堅い動きを見せるものと思います。


直ぐに107円といったことはないとしても、市場参加者の「相場観」は徐々に「ドルが下がったら買い」


といった方向に変化し始めてきていると予想されます。


また実需のドル売りの方も、一時ほど慌ててドル売りを持ち込むというスタンスからは開放されつつ


あると思います。





今週は週末の雇用統計が最も重要なイベントであることは変わりありませんが、加えて、日米の政策


会合があります。


いずれも「無風」が予想されていますが、11月1日〜2日のFOMCでは、声明文が注目されます。


12月利上げをどの程度声明文に盛り込まれるのかが焦点になります。


また、日銀金融政策決定会合でも、政策変更はないと予想されます。このところの円安傾向で


マイナス金利の深堀などの政策は温存されると見られるからです。。





上で述べたように、今週はFBIの捜査がどのような進展を見せるのかによって、相場展開は大きく異なって


来ます。


ドル上昇傾向にどの程度水をさすことになるのか、まさに年末までの相場の行方を大きく左右する週に



なりそうです。












■ 今週の注目材料 ■



10/31(月)

  • 日   9月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏7−9月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)
  • 英  英9月消費者信用残高
  • 米   9月個人所得
  • 米   9月個人支出
  • 米   9月PCEコアデフレーター
  • 米   10月シカゴ購買部協会景気指数



  • 11/1(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 中   中国 10月製造業PMI
  • 中   中国 10月非製造業PMI
  • 中   中国 10財新製造業PMI
  • 英   英10月製造業PMI
  • 米   10月ISM製造業景況指数
  • 米  企業決算 → ファイザー



  • 11/2(水)

  • 豪   豪9月住宅建設許可
  • 日   10月マネタリーベース
  • 独   独10月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)
  • 米   10月ADP雇用者数
  • 米   FOMC 政策金利発表



  • 11/3(木)

  • 豪   豪9月貿易収支
  • 日 東京市場休場(文化の日)
  • 中   中国 10月財新サービス業PMI
  • 中   中国 10月財新コンポジットPMI
  • 欧   ユーロ圏9月失業率
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE、四半期物価報告
  • 英   英10月サービス業PMI
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月ISM非製造業景況指数




  • 豪   豪9月小売売上高
  • 豪   RBA四半期金融政策報告
  • 欧   ユーロ圏10月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数
  • 米   9月貿易収支
  • 米   10月雇用統計
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演
  • 加   カナダ9月貿易収支
  • 加   カナダ10月失業率
  • 加   カナダ10月就業者数



  •  
    11/5(土)

     



    11/6(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。